SSL/TLSを使用して、LDAPサーバーに接続するために必要な設定

記事番号:01056

バージョン 3.1.0以降のGaroonでは、SSL/TLSを使用してLDAPサーバーに接続できます。Garoonは、SSL/TLSに対応したサーバーにアクセスするとき、特定のディレクトリーに保存されたファイルを参照します。
SSL/TLSを使用してLDAPサーバーに接続する場合、認証されていないサーバー証明書を受け入れるために、設定ファイルを変更する必要があります。

Windowsの場合

  1. 次のディレクトリーを作成します。

    C:\OpenLDAP\sysconf
  2. 手順1で作成したディレクトリーに、ldap.conf ファイルを作成します。

  3. 手順2のファイルに、次のように記述します。

    TLS_REQCERT never

    バージョン 6.17.0より前のGaroonをお使いの場合は、これで設定は完了です。
    バージョン 6.17.0以降のGaroonをお使いの場合は、手順4に進みます。環境変数の追加と、IISの再起動が必要です。

  4. 「システムのプロパティ」画面を開き、「詳細設定」タブをクリックします。

  5. [環境変数]をクリックします。

  6. 「環境変数」画面で、「システム環境変数」の[新規]をクリックし、次の環境変数を追加します。

    • 変数名:LDAPCONF
    • 変数値:C:\OpenLDAP\sysconf\ldap.conf
  7. [OK]をクリックします。

  8. [OK]をクリックし、「システムのプロパティ」画面を閉じます。

  9. インターネット インフォメーション サービス(IIS)を再起動します。

Linuxの場合

バージョン 4.2以降のGaroonは、OSにインストールされているOpenSSLを利用します。
次の手順でldap.confファイルを編集します。

  1. ldap.confファイルを開きます。
    ldap.confファイルは、通常は次のディレクトリーに保存されています。

    /etc/openldap
  2. ldap.confファイルに、次のように記述します。

    TLS_REQCERT never