メールサーバーの設定

メールサーバーの設定を説明します。

対応メールサーバー

サイボウズ Office 10が対応しているメールサーバーのプロトコル、および認証形式については、製品サイトのメールサーバーを参照してください。

利用条件

サイボウズ Office 10では、次のすべての条件を満たすメールサーバーを利用できます。

  • SMTPとPOP3に対応している:
    sendmailやqmailなど、一般的に普及しているメールサーバーソフトの多くは、SMTP/POP3に対応しています。
  • UIDLコマンドに対応している。
  • メールサーバーがサイボウズ Office 10と常時接続できる環境にある:
    サイボウズ Office 10と常時接続できる環境であれば、プロバイダーやホスティングのメールサーバーでも使用できます。

メールサーバーを登録する

メールサーバーの情報を、サイボウズ Office 10に登録します。

  1. ヘッダーの右側の歯車アイコンをクリックします。

  2. [システム設定]をクリックします。

    スクリーンショット:ヘッダー

    システム管理用パスワードを設定している場合は、パスワードを入力し、[OK]をクリックします。

  3. [+]詳細設定を開くをクリックします。

  4. 「各アプリケーション」セクションの メールをクリックします。

  5. メールサーバーの登録をクリックします。

  6. 追加するをクリックします。

  7. メールサーバー名を入力します。

    スクリーンショット:メールサーバー名を入力している

  8. 受信メールサーバー(POP3)の情報を入力します。

    スクリーンショット:受信メールサーバーを設定している

    受信メールサーバーの設定項目
    サーバー名 受信メールサーバーのIPアドレス、またはホスト名を入力します。
    例:
    10.0.1.55、office.server.co.jp など
    ポート番号 POP3のポート番号を入力します。初期値は「110」に設定されてい ます。
    通信方式別の一般的なポート番号は、次のとおりです。
    • POP3の場合: 110
    • POP3 over TLSの場合: 995
    • POP3 STARTTLSの場合: 110
    通信を暗号化する メールサーバーとの通信にTLSまたはSTARTTLSを使用する場合に選択します。
    APOP認証を行う 受信メールサーバー(POP3)がAPOP認証に対応している場合に選択します。

  9. 送信メールサーバー(SMTP)の情報を入力します。

    スクリーンショット:送信メールサーバーを設定している

    送信メールサーバーの設定項目
    サーバー名 送信メールサーバーのIPアドレス、またはホスト名を入力します。
    例:
    10.0.1.55、office.server.co.jp など
    ポート番号 SMTPのポート番号を入力します。
    初期値は「25」に設定されています。
    通信方式別の一般的なポート番号は、次のとおりです。
    • SMTPの場合: 25
    • SMTP over TLSの場合:465
    • SMTP STARTTLSの場合:25または587
    • SMTP-AUTH認証の場合:587
    通信を暗号化する メールサーバーとの通信にTLSまたはSTARTTLSを使用する場合に選択します。
    SMTP認証を行う1 送信メールサーバー(SMTP)がSMTP認証(SMTP-AUTH 認証)に対応している場合に選択します。
    次のどちらかに設定します。
    • 認証に受信メールアカウントのユーザー名とパスワードを使用する
    • 認証に使用するユーザー名とパスワードを個別に設定する
    受信後に送信を行う(POP before SMTP)1 送信メールサーバー(SMTP)がPOP before SMTP認証に対応している場合に選択します。
    • 送信までの待ち時間認証が実行されてから、メールの送信が実行されるまでの時間を、ドロップダウンリストから選択します。
    1 :どちらか片方の認証のみ設定できます。SMTP認証とPOP before SMTP認証は同時に使用できません。

  10. 設定内容を確認し、追加するをクリックします。

    追加したメールサーバーは、一覧の末尾に表示されます。
    メールサーバーの表示順を変更する場合は、「メールサーバーの登録」画面で、 順番変更するをクリックします。

メールサーバーを変更する

サイボウズ Office 10に登録しているメールサーバーの情報を変更します。

  1. ヘッダーの右側の歯車アイコンをクリックします。

  2. [システム設定]をクリックします。

    スクリーンショット:ヘッダー

    システム管理用パスワードを設定している場合は、パスワードを入力し、[OK]をクリックします。

  3. [+]詳細設定を開くをクリックします。

  4. 「各アプリケーション」セクションの メールをクリックします。

  5. メールサーバーの登録をクリックします。

  6. 変更するメールサーバーの 変更するをクリックします。

  7. 必要に応じて、メールサーバー名や、設定項目を変更し、変更するをクリックします。

    設定項目の詳細は、次のページを参照してください。
    受信メールサーバーの設定項目
    送信メールサーバーの設定項目

メールサーバーを削除する

サイボウズ Office 10に登録しているメールサーバーの情報を削除します。

  1. ヘッダーの右側の歯車アイコンをクリックします。

  2. [システム設定]をクリックします。

    スクリーンショット:ヘッダー

    システム管理用パスワードを設定している場合は、パスワードを入力し、[OK]をクリックします。

  3. [+]詳細設定を開くをクリックします。

  4. 「各アプリケーション」セクションの メールをクリックします。

  5. メールサーバーの登録をクリックします。

  6. 削除するメールサーバーの 削除するをクリックします。

  7. 確認画面で、削除するをクリックします。

メールサーバー移行の流れ

メールサーバーを移行する場合に、サイボウズ Office 10側で必要な設定の流れを説明します。
完了したStepのチェックボックスを選択すると、チェックシートとして利用できます。

サイボウズ Office 10側の作業 移行先のメールサーバーの情報を追加します。
移行元のメールサーバーの情報は、まだ削除しないでください。
詳細は、メールサーバーを登録する方法を参照してください。
サイボウズ Office 10側の作業 登録されているメールアカウントをCSVファイルに書き出します。
詳細は、CSVファイルに書き出す方法を参照してください。
サイボウズ Office 10側の作業 CSVファイルに、移行先のメールアカウントの情報を追加します。
CSVファイルで管理できる項目については、メールアカウントのCSVフォーマットを参照してください。
移行先のメールサーバーのメールサーバーIDが必要です。メールサーバーIDの確認方法を参照し、CSVファイルにメールサーバーIDを記述してください。
サイボウズ Office 10側の作業 Step 3で編集したCSVファイルを読み込みます。
詳細は、CSVファイルから読み込む方法を参照してください。
ご契約業者側の作業 DNS情報を切り替えます。
DNS情報の切り替えは、お客様のメールサーバーのご契約業者にお問い合わせください。
サイボウズ Office 10側の作業 移行先のメールサーバーの設定で、メールが送受信できることを確認します。
詳細は、次のページを参照してください。
メールの送信
新着メールの受信
サイボウズ Office 10側の作業 完全に移行が完了したら、移行元のメールサーバーの情報を削除します。