Linux環境からの移行
Linux環境でお使いのGaroonを、ほかのサーバーに移行する方法を説明します。
移行前の確認事項
- サーバー移行は、次のユーザーで作業する必要があります。
- Windows環境:
サーバーマシンのローカルのAdministrator権限を持つユーザー - Linux環境:
root権限を持つユーザー
- Windows環境:
- 移行元と移行先のサーバーで、次の情報が同一である必要があります。
- Garoonのバージョン:
リビジョンまで一致している必要があります。お使いの製品のバージョンは、画面のフッターで確認できます。 バージョン 6.0.1のGaroonをお使いの場合の例:- 6:メジャーバージョン
- 0:マイナーバージョン
- 1:リビジョン
- インストール識別子:
インストール識別子は、GaroonのアクセスURLから確認できます。
次のURLの場合、インストール識別子は「cbgrn」です。
http://192.0.2.0/cgi-bin/cbgrn/grn.cgi - データベース接続ユーザーのパスワード
- Garoonのバージョン:
- サーバー移行する際に、サーバーOSの種類やホスト名などが変わる場合は、移行後のGaroonのアクセスURLが変わります。
詳細は、よくあるご質問のGaroonのサーバーのIPアドレスまたはホスト名が変わる場合に必要な作業はありますか?という記事を参照してください。
移行先がWindows環境の場合
次の場合を例に、Linux環境でお使いのGaroonを、Windows環境に移行します。
- Linux環境:
- インストール識別子:cbgrn
- CGIディレクトリー:/var/www/cgi-bin
- MySQLのインストールディレクトリー:/usr/local/cybozu
- Windows環境:
- インストール識別子:cbgrn
- CGIディレクトリー:C:\inetpub\scripts
- MySQLのインストールディレクトリー:C:\Program Files\Cybozu
操作手順:
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Linux環境のGaroonのデータをバックアップします。
詳細は、mysqldumpを使用したバックアップを参照してください。 -
Windows環境にGaroonをインストールし、初期化します。
移行元と移行先のGaroonのバージョン、インストール識別子、およびデータベース接続ユーザーのパスワードを合わせる必要があります。
データベース管理ユーザーおよびAdministratorのパスワードは任意です。作業終了時点では、移行前に設定していたパスワードになります。
インストールおよび初期化の手順は、Windows環境にインストールするを参照してください。 -
手順2で取得したバックアップデータを、Windows環境にコピーし、リストアします。
詳細は、mysqldumpを使用したリストアを参照してください。 -
Windows環境のGaroonに正常にアクセスできることを確認します。
移行先がLinux環境の場合
Linux環境でお使いのGaroonを、ほかのLinux環境に移行します。
操作手順:
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移行元のサーバーで、Garoonのデータをバックアップします。
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移行先のサーバーにGaroonをインストールし、初期化します。
移行元と移行先のGaroonのバージョン、インストール識別子、およびデータベース接続ユーザーのパスワードを合わせる必要があります。
データベース管理ユーザーおよびAdministratorのパスワードは任意です。作業終了時点では、移行前に設定していたパスワードになります。
インストールおよび初期化の手順は、Linux環境にインストールするを参照してください。 -
手順1で取得したバックアップデータを、移行先のサーバーにコピーし、リストアします。
-
移行先のGaroonに正常にアクセスできることを確認します。