実行されるタスク

スケジューリングサービスが実行するスクリプトファイルと機能を説明します。

apply_sandbox.csp

組織の事前設定を、運用中の環境に反映します。
処理を実行したあと、タスクは削除されます。

実行時間

タスクが実行されるタイミングは、システム管理者の設定によって異なります。

  • 今すぐ反映する場合:
    「組織の事前設定」画面で、システム管理者が[今すぐ反映する]をクリックすると、スケジューリングサービスにタスクが登録されます。スケジューリングサービスにタスクが登録されてから1分以内に、タスクが実行されます。
  • 反映する日時を指定した場合:
    指定された日時
実行されなかった場合の影響

組織の事前設定が、運用中の環境に反映されません。

archive_log.csp

ログをアーカイブします。
アーカイブの作成後、データベースから該当のログデータを削除します。サーバーに、保存期間を過ぎたアーカイブが保存されている場合は、そのアーカイブも削除します。

実行時間

「システム管理(基本システム)」の「ロギング」の「アーカイブの設定」で、「アーカイブの作成日時」に設定されている時間
初期値:
JST:毎週日曜日0:00
UTC:毎週土曜日15:00

実行されなかった場合の影響

ログがアーカイブされません。アーカイブされなかったログは、次にタスクが実行されたときにアーカイブされます。アーカイブされるログは最大3週間分です。

background_job_daemon.csp

background_jobを起動します。
通知や、メールの自動転送などの処理を行います。

実行時間

毎分

実行されなかった場合の影響

background_jobが起動しません。次の実行時間まで、通知や、メールの自動転送などが実行されません。

cleanup.csp

次のデータを削除します。

  • (CGIディレクトリー)/(インストール識別子)/upload_tmp

  • (CGIディレクトリー)/(インストール識別子)/tmp

  • 添付ファイル保存領域(common.iniファイルのfilesセクションで指定されたディレクトリー)に保存されてから、24時間以上経過した一時ファイル

  • 受信メールの添付ファイルのインデクシングのために作成された一時ファイル

  • Garoonに存在しないユーザーに関連付けられているファイル

    • メールソース1
    • メールの添付ファイル1
    • メモの添付ファイル
    • 個人アドレス帳の添付ファイル
    • 個人アドレス帳のカスタマイズ項目の「ファイル」項目
    • 下書きの掲示の添付ファイル
    • 下書きのメッセージ
    • 下書きのメッセージの添付ファイル
    • 下書きの申請
    • 下書きの申請の添付ファイル
    • 送信者とすべての宛先のユーザーが削除されているメッセージ2と、そのメッセージの添付ファイル
    • 削除されたユーザーの下書きのレポートと、そのレポートの添付
  • ファイル管理のごみ箱に移動してから、「削除したファイル/フォルダーの保存期間」で指定されている日を過ぎたファイル

  • 次のいずれかに該当する、各ユーザーのリアクションの通知

    • 30日以上経過している
    • 直近の20件よりも古い

1 :受信メール、送信メール、および下書きのメールが対象です。

2 :スナップショットは対象外です。

実行時間

JST:毎日3:00、9:00、15:00、および21:00
UTC:毎日0:00、6:00、12:00、および18:00

実行されなかった場合の影響
  • 該当するディレクトリーから一時ファイルが削除されません。
  • Garoonに存在しないユーザーに関連付けられているファイルが削除されません。
  • 「ごみ箱」に移動したデータが削除されません。

削除されなかったファイルやデータは、次にタスクが実行されたときに削除されます。

create_sandbox.csp

組織の事前設定を作成します。

実行時間

「組織の事前設定」画面で、システム管理者が[作成する]をクリックすると、スケジューリングサービスにタスクが登録されます。
スケジューリングサービスにタスクが登録されてから1分以内に、タスクが実行されます。

実行されなかった場合の影響

組織の事前設定が作成されません。

delete_old_notification.csp

30日以上経過した通知データを削除します。

実行時間

「システム管理(各アプリケーション)」の「通知一覧」の「自動削除の設定」で、「削除処理の開始時刻」に設定されている時間
初期値:
JST:毎日23:00
UTC:毎日14:00

実行されなかった場合の影響

通知データが削除されません。削除されなかった通知データは、次にタスクが実行されたときに削除されます。

delete_sandbox.csp

組織の事前設定を削除します。

実行時間

「組織の事前設定」画面で、システム管理者が[削除する]をクリックすると、スケジューリングサービスにタスクが登録されます。
スケジューリングサービスにタスクが登録されてから1分以内に、タスクが実行されます。

実行されなかった場合の影響

組織の事前設定が削除されません。

get_six_kinds_of_day_data.csp

六曜データを受信します。

実行時間

JST:12月1日16:00
UTC:12月1日7:00

実行されなかった場合の影響

六曜データが受信されません。
実行時間にスケジューリングサービスが停止していた場合は、次の手順で六曜データを受信する必要があります。

操作手順:
  1. ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。

    歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。

  2. [システム設定]をクリックします。

  3. 「各アプリケーションの管理」タブを選択します。

  4. [ネット連携サービス]をクリックします。

  5. [イベントデータの受信]をクリックします。

  6. 「イベントデータの受信」画面で、「六曜」のチェックボックスを選択します。

  7. 設定内容を確認し、[受信する]をクリックします。

get_weather_data.csp

天気予報を受信します。

実行時間

JST:毎日3:00、9:00、15:00、および21:00
UTC:毎日0:00、6:00、12:00、および18:00

実行されなかった場合の影響

天気予報を受信できません。
実行時間にスケジューリングサービスが停止していた場合、次の実行時間を待つか、次の手順で天気予報を受信する必要があります。

操作手順:
  1. ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。

    歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。

  2. [システム設定]をクリックします。

  3. 「各アプリケーションの管理」タブを選択します。

  4. [ネット連携サービス]をクリックします。

  5. [イベントデータの受信]をクリックします。

  6. 「イベントデータの受信」画面で、「天気予報」のチェックボックスを選択します。

  7. 設定内容を確認し、[受信する]をクリックします。

grn_bulletin_send_notification.csp

掲示開始待ちの掲示の通知処理を行います。
指定された掲示期間の開始日時になると、更新通知を設定しているユーザー宛に通知を作成します。
掲示開始待ちの各掲示に対してタスクを登録します。実行されたタスクは削除されます。

実行時間

掲示期間の開始日時を指定した掲示を書き込んだタイミングで、スケジューリングサービスにタスクが登録されます。
指定された掲示期間の開始日時に、タスクが実行されます。

実行されなかった場合の影響

掲示期間の開始日時になっても、掲示の通知が作成されません。

grn_delete_user_data.csp

Garoonから削除されたユーザーの実体データを削除します。

実行時間

「ユーザー」の「ユーザーデータの削除時間の設定」画面で、「ユーザーデータの削除」に設定されている時間
初期値:

  • JST:23:00から3:00
  • UTC:14:00から18:00
実行されなかった場合の影響
  • Garoonからユーザーが削除されません。
  • 次にタスクが実行されるまで、削除されたユーザーと同じログイン名のユーザーを、Garoonに追加できません。

grn_mail_auto_receive.csp

メールの自動受信を実行します。

実行時間

メールの「一般設定」画面の、「メールの自動受信」に設定されている時間

実行されなかった場合の影響

メールの自動受信が実行されません。次にタスクが実行されたとき、メールの自動受信を実行します。

ユーザーは次の操作で、自動受信されなかったメールを受信できます。

  • 「メール」画面で、[受信]または[一括受信]をクリックする。
  • 「新着メール情報」ポートレットに表示された[新着メールがn件あります]をクリックする。
  • Cybozu Desktop 2で通知を更新する。

grn_workflow_cutover.csp

ワークフローの申請番号や決裁番号の年次を切り替えます。

実行時間

ワークフローの「一般設定」画面の、「申請/決裁番号の年次切替」に設定している日時

実行されなかった場合の影響

ワークフローの申請番号や決裁番号の年次が切り替わりません。
次にタスクが実行されるときに年次が切り替わるように、年次切替の日時を変更する必要があります。
次の手順で「申請/決裁番号の年次切替」の日時を変更します。

操作手順:
  1. ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。

    歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。

  2. [システム設定]をクリックします。

  3. 「各アプリケーションの管理」タブを選択します。

  4. [ワークフロー]をクリックします。

  5. [一般設定]をクリックします。

  6. 「一般設定」画面の「申請/決裁番号の年次切替」項目で、年次を切り替える日時を選択します。

    年次切替の日時には、設定を変更した当日よりあとの日付を設定します。
    バックアップなどのGaroonの停止時間と異なる日時を設定する必要があります。

  7. 設定内容を確認し、[適用する]をクリックします。

preset_sandbox.csp

システム管理者が組織の事前設定を反映する日時を指定すると、preset_sandbox.cspはスケジューリングサービスにapply_sandbox.cspを実行するタスクを登録します。
指定された日時にapply_sandbox.cspが実行されると、preset_sandbox.cspのタスクは削除されます。

実行時間

組織の事前設定を反映する日時

実行されなかった場合の影響

指定した日時に組織の事前設定が反映されません。

table_convert.csp

Garoonに不要なデータが存在する場合、そのデータの削除や更新を行います。

実行時間

毎分

実行されなかった場合の影響

不要データの削除や更新が行われません。次の実行時間で行われます。