作業の前に確認すること

データ移行ツールを使用する前に確認する項目を説明します。

作業の流れ

パッケージ版 メールワイズのデータを移行する場合

次のステップで作業します。

Steps:
データ移行ツールの動作環境を確認します。
詳細は、動作環境と移行可能なデータ量を参照してください。
パッケージ版での作業移行するデータの内容などを確認します。
クラウド版 メールワイズの試用を申し込みます。
詳細は、メールワイズの試用/購入方法を参照してください。
すでにクラウド版 メールワイズの試用または購入が完了している場合は、Step4に進みます。
パッケージ版での作業ログイン、組織情報、およびメールサーバーの設定を確認します。

次の設定が完了していない状態で、データ移行ツールを実行すると、エラーが表示され処理が中断します。
移行ツールを実行する前に必ず設定を確認してください。

  • ログイン名とパスワードを設定している
  • ログイン方法を「ログイン名を入力する」に設定している
  • 移行可能な組織名を設定している
  • メールサーバーの設定で、POP before SMTPの設定を無効にしている

詳細は、次のページを参照してください。
ログインに関する設定を確認する
POP before SMTPを無効にする

あわせて、メールサーバーにメールを残す設定に変更しておきます。

クラウド版での作業Step3で試用を申し込んだアカウントでクラウド環境にログインし、cybozu.com共通管理で、Administratorを有効にします。
詳細は、Administratorを有効にする方法を参照してください。
Step3で準備したクラウド環境のサブドメインを確認します。
詳細は、サブドメインを確認する方法を参照してください。
クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、「組織の事前設定」のデータが未作成であることを確認します。
詳細は、「組織の事前設定」の状態を確認する方法を参照してください。
クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、データ移行を許可し、クライアント証明書をダウンロードします。
クラウド版での作業メンテナンス情報を確認します。

cybozu.comのメンテナンス中は、データを移行できません。
データ移行中に利用停止の開始時間になった場合、データ移行は中断されます。メンテナンス後に再度、最初からデータ移行の作業が必要になります。

cybozu.comは、日本時間の毎月第2日曜日、午前1時~午前7時に、定期メンテナンスを実施します。
定期メンテナンス時のデータ移行ツールの利用停止期間は、前々日の金曜日午後6時~定期メンテナンス終了までです。
サイボウズからのお知らせのメンテナンス情報を参照し、データ移行がcybozu.comのメンテナンスやデータ移行ツールの利用停止期間と重ならないよう、作業日程を組んでください。

パッケージ版での作業最新のデータ移行ツールをダウンロードします。
詳細は、データ移行ツールを入手する方法を参照してください。
パッケージ版での作業データ移行ツールを実行します。
お使いの環境に合った移行ツールを実行します。
詳細は、次のページを参照してください。
Windows環境の場合
Linux環境の場合
データ移行完了のメールを受信します。
Step3で登録したメールアドレスにデータ移行完了のメールが送信されます。
メールを受信できれば、データの移行は完了です。
クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、データ移行の許可設定を解除します。
クラウド版での作業移行したデータを確認し、必要な項目を設定します。
詳細は、データ移行後に必要な設定を参照してください。

ローカルコンピューターのメールデータを移行する場合

次のステップで作業します。

Steps:
データ移行ツールの動作環境を確認します。
詳細は、動作環境と移行可能なデータ量を参照してください。
ローカルコンピューターでの作業移行するデータの内容などを確認します。
クラウド版 メールワイズの試用を申し込みます。
詳細は、メールワイズの試用/購入方法を参照してください。
すでに、クラウド版 メールワイズの試用または購入が完了している場合は、Step4に進みます。
クラウド版での作業Step3で試用を申し込んだアカウントでクラウド環境にログインし、cybozu.com共通管理で、Administratorを有効にします。
詳細は、Administratorを有効にする方法を参照してください。
Step3で準備したクラウド環境のサブドメインを確認します。
詳細は、サブドメインを確認する方法を参照してください。
クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、「組織の事前設定」のデータが未作成であることを確認します。
詳細は、「組織の事前設定」の状態を確認する方法を参照してください。
クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、データ移行を許可し、クライアント証明書をダウンロードします。
クラウド版での作業メンテナンス情報を確認します。

cybozu.comのメンテナンス中は、データを移行できません。
データ移行中に利用停止の開始時間になった場合、データ移行は中断されます。メンテナンス後に再度、最初からデータ移行の作業が必要になります。

cybozu.comは、日本時間の毎月第2日曜日、午前1時~午前7時に、定期メンテナンスを実施します。
定期メンテナンス時のデータ移行ツールの利用停止期間は、前々日の金曜日午後6時~定期メンテナンス終了までです。
サイボウズからのお知らせのメンテナンス情報を参照し、データ移行がcybozu.comのメンテナンスやデータ移行ツールの利用停止期間と重ならないよう、作業日程を組んでください。

ローカルコンピューターでの作業最新のデータ移行ツールをダウンロードします。
詳細は、データ移行ツールを入手する方法を参照してください。
ローカルコンピューターでの作業データ移行ツールを実行します。
お使いの環境に合った移行ツールを実行します。 詳細は、次のページを参照してください。
Windows環境の場合
Linux環境の場合
データ移行完了のメールを受信します。
Step3で登録したメールアドレスにデータ移行完了のメールが送信されます。
メールを受信できれば、データの移行は完了です。
クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、データ移行の許可設定を解除します。
クラウド版での作業移行したデータを確認し、必要な項目を設定します。
詳細は、データ移行後に必要な設定を参照してください。

動作環境と移行可能なデータ量

作業の前に、データ移行ツールの動作環境と、移行できるデータの量を確認します。

動作環境

クラウド版 メールワイズの動作環境

クラウド版 メールワイズの動作環境は、パッケージ版 メールワイズの動作環境と異なります。
詳細は、サイボウズのクラウドサービスの動作環境を参照してください。

データ移行ツールの動作環境

動作環境以外でデータ移行ツールを使用すると、エラーが発生する場合があります。
詳細は、製品サイトの動作環境を参照してください。

プロキシ経由でデータ移行ツールを実行する場合

プロキシ経由でデータ移行ツールを実行する場合は、環境変数を設定する必要があります。
詳細は、よくあるご質問のプロキシサーバーを経由し「メールワイズ on cybozu.com(クラウド版)」にアクセスしている環境でも、データ移行ツールを利用できますか?という記事を参照してください。

Linux環境でデータ移行ツールを実行する場合

cURLのバージョンやビルドオプションによっては、2GB以上のデータを移行できない場合があります。
次のコマンドを使用して、データを移行できるかどうかを確認します。

$ curl –V

実行結果の「Features:」に「Largefile」が表示される場合のみ、2GB以上のデータを移行できます。
最新のcURLにバージョンアップしてから、データ移行ツールを実行してください。

移行可能なデータ量

データ移行ツールは、100GBまでのデータを移行することを想定して設計されています。
移行するデータ量が100GBを超える場合は、エラーメッセージが表示され、データ移行ツールが終了します。

移行するデータ量が100GBを超える場合は、次のよくあるご質問を参照して、対応方法を確認してください。

また、サーバーのスペックやネットワーク環境によって、処理に時間がかかる場合があります。
移行時間の目安として、過去の実績をサイボウズからのお知らせのページで公開しています。
詳細は、クラウド版へのデータ移行時間の目安を参照してください。

パッケージ版 メールワイズの運用環境

お使いのパッケージ版 メールワイズの運用環境に応じて、次の項目を確認します。

お客様所有のサーバーの場合

次のユーザーでサーバーにログインできる場合は、データ移行ツールを使ってデータを移行できます。

  • Windows環境:
    インストール先のサーバーのAdministrator権限を持つユーザー
  • Linux環境:
    root権限を持つユーザー

レンタルサーバーの場合

次のユーザーでサーバーにログインできる場合は、データ移行ツールを使ってデータを移行できます。

  • Windows環境:
    インストール先のサーバーのAdministrator権限を持つユーザー
  • Linux環境:
    root権限を持つユーザー

データ移行の操作をすると、レンタルサーバーに負荷がかかる恐れがあります。データを移行する前に、レンタルサーバー業者にデータ移行ツールの使用が可能かどうかを確認してください。
レンタルサーバーからのデータ移行が難しい場合は、次の方法でのデータ移行をご検討ください。

操作手順:
  1. 移行するデータを確認します。

  2. レンタルサーバーから、手順1で確認したデータをお客様のローカル環境にダウンロードします。

  3. お客様のローカル環境に、レンタルサーバーで運用している環境と同じバージョンのメールワイズの環境を構築します。

    メールワイズを構築する手順は、インストールを参照してください。

  4. 手順3の環境に、手順2のデータをリストアします。

    データをリストアする手順は、リストアを参照してください。

  5. 手順3の環境でデータ移行ツールを起動し、データを移行します。

パッケージ版 メールワイズから移行できるデータ

クラウド版に移行できるデータは、移行元のパッケージ版 メールワイズのバージョンによって異なります。

メールワイズ 5

移行元のバージョンがメールワイズ 5の場合の移行できるデータと移行できないデータは、次のとおりです。

移行できるデータ 移行できないデータ
  • (データディレクトリ)/mw/data
  • (データディレクトリ)/mw/back[ID]
  • (データディレクトリ)/mw/dlsrc
  • (データディレクトリ)/mw/file
上記のデータのうち、次のデータとファイルは移行できません。
  • data/check
  • data/.htaccess
  • file/.htaccess
  • file/logs
  • file/mail[ID]/rlog.txt
  • file/mail[ID]/slog.txt

メールワイズ 5のファイル構成の詳細は、ファイル構成を参照してください。

メールワイズ 4/メールワイズ 3

移行元のバージョンがメールワイズ 4またはメールワイズ 3の場合の移行できるデータと移行できないデータは、次のとおりです。

移行できるデータ 移行できないデータ
  • (インストールディレクトリ)/mw/data
  • (インストールディレクトリ)/mw/back[ID]
  • (インストールディレクトリ)/mw/dlsrc
  • (インストールディレクトリ)/mw/file
上記のデータのうち、次のデータとファイルは移行できません。
  • data/check
  • data/.htaccess
  • file/.htaccess
  • file/logs

ローカルコンピューターから移行できるデータ

ローカルコンピューターのOutlookなどに保存している、次のメールデータを移行できます。

  • 受信メール
  • 送信メール

メールデータは、EML形式である必要があります。
EML形式以外のメールデータは、EML形式に変換してから移行します。
詳細は、移行するメールをEML形式に変換する方法を参照してください。

移行によって更新されるデータ

データを移行すると、クラウド版のデータが更新されたり、削除されたりします。
ここでは、パッケージ版のユーザー情報やパスワード、組織情報などのデータが、移行時にどのように扱われるかを説明します。

クラウド版のデータ

データを移行すると、移行先のクラウド版のデータは、移行元のパッケージ版のデータで上書きされます。
このため、データを移行する前にクラウド版に登録しているデータは削除されます。
すでにクラウド版の運用を開始している場合は、データを移行する前に、必要なデータをCSVファイルに書き出すことを推奨します。

ユーザー情報

データを移行すると、パッケージ版のユーザー情報は、クラウド版の「cybozu.com共通管理」に取り込まれます。
すでにクラウド版 メールワイズをお使いで、パッケージ版とクラウド版の両方に同じログイン名のユーザーが存在する場合、パッケージ版のデータを使ってクラウド版のユーザー情報を更新するかどうかを選択できます。

パッケージ版のユーザー情報は、cybozu.com共通管理に次のように取り込まれます。 パッケージ版の「画像」「メモ」、および「最初に表示する組織」は移行できません。

  • クラウド版の「表示名」は、パッケージ版の「名前」で更新されます。
  • クラウド版の「Emailアドレス」は、パッケージ版の「メールアドレス」で更新されます。
  • クラウド版の「連絡先」は、パッケージ版の「連絡先」で更新されます。

組織情報

データを移行すると、パッケージ版に登録されていた組織情報は、クラウド版の「cybozu.com共通管理」に取り込まれます。

cybozu.com共通管理に統合される情報

  • クラウド版の「組織名」は、パッケージ版の「組織名(旧:グループ名)」で更新されます。
  • クラウド版の組織コードは、パッケージ版の組織情報と統合する際に、パッケージ版の組織IDをもとに、システムによって自動的に設定されます。
    組織コードを変更すると、データ移行ツールの実行時に、パッケージ版から移行した組織が重複して追加される恐れがあります。システムによって自動的に設定された組織コードは変更しないでください。
  • クラウド版の組織の所属ユーザーの情報は、パッケージ版の組織の所属ユーザーの情報で更新されます。

cybozu.com共通管理での組織の表示について

cybozu.com共通管理の組織は階層化できますが、データ移行に伴い追加された組織は並列で表示されます。移行元のパッケージ版 メールワイズの組織情報が階層表示に対応していないためです。
ただし、移行前にcybozu.com共通管理に組織が登録されていたかどうかで、追加された組織が表示される状態は異なります。

cybozu.com共通管理に組織を設定していない場合

移行元の組織情報は、そのまま移行先のcybozu.com共通管理に取り込まれます。
移行元の組織コードは、組織IDを利用して、データ移行ツールを実施する場合のみ、システムによって強制的に生成されます。通常、移行元のパッケージ版に組織コードは存在しません。
cybozu.com共通管理に組織を設定していない場合のイメージ画像

cybozu.com共通管理に組織を設定している場合

移行元の組織情報は「メールワイズの組織」として、まとめてcybozu.com共通管理に取り込まれます。 データの移行によって追加された組織とわかるように、組織名の後ろに「(MW)」が付加されます。
cybozu.com共通管理に組織を設定している場合のイメージ画像

データ移行ツールを複数回実行する場合の注意

実際の作業の前に試験的にデータ移行ツールを実施する場合や、移行中のエラーにより再度データ移行を実施する場合など、データ移行ツールを複数回実行することがあります。
このような場合での組織情報の扱いについて説明します。

データの移行では、移行元と移行先で組織コードが同一であれば、同じ組織とみなします。
cybozu.com共通管理側で組織コードを変更しない限り、データ移行ツールを複数回実行しても、組織が重複して追加されることはありません。
ただし、次の変更をしている場合は、次回のデータ移行でcybozu.com共通管理に反映される内容が異なるため、注意が必要です。

  • 前回のデータ移行から、移行元で組織名や所属ユーザーを変更している。
  • 前回のデータ移行で取り込んだ組織の組織コードを、移行先で変更している。
前回のデータ移行から、移行元で組織名や所属ユーザーを変更している場合

移行元と移行先で組織コードが同一であれば、次のようにデータが移行されます。

  • 組織名:
    一度移行された情報は、データ移行ツールでは更新や削除ができません。
    データを移行したあとにパッケージ版の組織名を変更した場合は、手動でcybozu.com共通管理の組織名を更新する必要があります。
  • 組織に所属するユーザー:
    前回のデータ移行時から、追加された所属ユーザーのみ、cybozu.com共通管理に移行されます。 所属ユーザーの変更や削除は、cybozu.com共通管理で行います。
    • 移行ツール実行1回目
      移行ツール実行1回目のイメージ画像
    • 移行ツール実行2回目
      移行ツール実行2回目のイメージ画像
前回のデータ移行で取り込んだ組織の組織コードを、移行先で変更している場合

次回のデータ移行で新規の組織として移行先に追加されます。

セキュアアクセスのクライアント証明書

セキュアアクセスのクライアント証明書は継続して使用できます。データを移行しても、クライアント証明書を更新する必要はありません。
詳細は、cybozu.comヘルプのセキュアアクセスを設定する方法を参照してください。

443ポートの開放

クラウド版の環境(cybozu.com)には、443ポートでアクセスします。
そのため、データを移行する前に、お客様のサーバーやファイアウォールなどのネットワーク機器で「443ポート」を開放する必要があります。
ポート開放の手順は、移行元製品でお使いのサーバーの管理者やネットワーク管理者にお問い合わせください。