スケジュールのアクセス権の設定

組織、ユーザー、ロール、施設グループ、または施設に対して、組織、ユーザー、またはロール単位で、次の権限を設定します。

閲覧権限
追加権限
変更権限
削除権限

スケジュールの権限は、セキュリティモデルによって異なります。
初期設定は、「REVOKE（制限の対象を選択する）」に設定されています。そのため、すべてのユーザーに、スケジュールの閲覧、追加、変更、および削除が許可されています。
アクセス権の考え方については、ユーザーの権限および優先されるアクセス権を参照してください。

組織に対するアクセス権

組織のスケジュールに設定するアクセス権は、組織のスケジュールと、組織に所属するユーザーのスケジュールに適用されます。

施設グループに対するアクセス権

施設グループに設定するアクセス権は、施設グループに所属する施設に適用されます。
たとえば、施設グループ「会議室」に、「セミナールーム」と「第1会議室」という2つの施設が所属している場合、「会議室」に設定したアクセス権が、「セミナールーム」と「第1会議室」にも適用されます。

アクセス権を設定する

セキュリティモデルが「GRANT（許可の対象を選択する）」の状態で、アクセス権を設定する場合を例に説明します。

操作手順：

へッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
[Garoon システム管理]をクリックします。
「各アプリケーションの管理」タブを選択します。
[スケジュール]をクリックします。
[アクセス権の設定]をクリックします。
「アクセス権の設定」画面で、組織、ユーザー、ロール、施設グループ、または施設を選択します。
「アクセス権一覧」画面で、セキュリティモデルが「GRANT（許可の対象を選択する）」になっていることを確認します。
セキュリティモデルが「REVOKE（制限の対象を選択する）」の場合は、[変更]をクリックして、「GRANT（許可の対象を選択する）」に変更します。詳細は、セキュリティモデルを変更する方法を参照してください。
[追加する]をクリックします。
「アクセス権の追加」画面で、アクセス権を設定する組織、ユーザー、またはロールを選択し、[追加]をクリックします。
ロールを選択するには、「ロール」タブで表示を切り替えます。
[追加]をクリックしたあとにタブをクリックすると、表示を切り替える前に選択した組織、ユーザー、またはロールの選択が解除されます。
「追加する状態」で、許可する権限のチェックボックスを選択し、[追加する]をクリックします。

アクセス権の組み合わせ

アクセス権でスケジュールの操作を制限すると、ログインユーザーが操作可能なリンクやボタン、選択可能なユーザーだけが、スケジュールの画面に表示されるようになります。

アクセス権が設定されている画像

a) ：予定の閲覧と、予約が可能な施設

b) ：予定は閲覧できるが、予約できない施設

アクセス権が重複する場合の権限

施設と所属している施設グループの両方にアクセス権を設定している場合に優先されるアクセス権については、施設グループと施設に異なるアクセス権が設定されている場合を参照してください。
1人のユーザーのスケジュールに対して、ユーザーと、そのユーザーの所属組織または所属ロールのアクセス権が設定されている場合は、ユーザーのアクセス権が優先されます。詳細は、組織、ユーザー、およびロールで、異なる権限が設定されている場合を参照してください。

セキュリティモデルが「GRANT（許可の対象を選択する）」の場合

第1会議室に対するアクセス権のセキュリティモデルが「GRANT（許可の対象を選択する）」場合を例に説明します。

第1会議室に対するすべての操作を加藤大輔さんに許可する場合の例：
加藤大輔さんに、閲覧、追加、変更、および削除の権限を付与します。
第1会議室に対して、スケジュールの閲覧だけを加藤大輔さんに許可する場合の例：
加藤大輔さんに、閲覧の権限を付与します。
第1会議室に対して、予定の登録を加藤大輔さんに許可する場合の例：
加藤大輔さんに、閲覧および追加の権限を付与します。
第1会議室に対して、予定の変更を加藤大輔さんに許可する場合の例：
加藤大輔さんに、閲覧、追加、および変更の権限を付与します。
第1会議室に対して、予定の削除を加藤大輔さんに許可する場合の例：
加藤大輔さんに、閲覧および削除の権限を付与します。
第1会議室に対して、加藤大輔さんのすべての操作を禁止する場合の例：
加藤大輔さんをアクセス権一覧から削除します。

セキュリティモデルが「REVOKE（制限の対象を選択する）」の場合

第1会議室に対するアクセス権のセキュリティモデルが「REVOKE（制限の対象を選択する）」場合を例に説明します。

第1会議室に対するすべての操作を加藤大輔さんに禁止する場合の例：
加藤大輔さんから、閲覧、追加、変更、および削除の権限を外します。
第1会議室に対して、予定の登録を加藤大輔さんに禁止する場合の例：
加藤大輔さんから、追加の権限を外します。
第1会議室に対して、予定の変更を加藤大輔さんに禁止する場合の例：
加藤大輔さんから、追加および変更の権限を外します。
第1会議室に対して、予定の削除を加藤大輔さんに禁止する場合の例：
加藤大輔さんから、削除の権限を外します。
第1会議室に対して、加藤大輔さんのすべての操作を許可する場合の例：
加藤大輔さんをアクセス権一覧から削除します。

アクセス権を変更する

ユーザーや組織に付与されたアクセス権を変更します。

操作手順：

へッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
[Garoon システム管理]をクリックします。
「各アプリケーションの管理」タブを選択します。
[スケジュール]をクリックします。
[アクセス権の設定]をクリックします。
「アクセス権の設定」画面で、組織、ユーザー、ロール、施設グループ、または施設を選択します。
「アクセス権一覧」画面で、変更するアクセス権の[変更]をクリックします。
「アクセス権の変更」画面で、必要に応じてアクセス権を変更します。
設定内容を確認し、[変更する]をクリックします。

アクセス権を削除する

ユーザーや組織に付与されたアクセス権を削除します。
アクセス権を削除した場合、セキュリティモデルによって、ユーザーが行える操作が次のように変わります。

セキュリティモデルが「GRANT（許可の対象を選択する）」の場合：
アクセス権を削除されたユーザーや、組織またはロールに所属するユーザーは、許可されていた操作ができなくなります。
セキュリティモデルが「REVOKE（制限の対象を選択する）」の場合：
アクセス権を削除されたユーザーや、組織またはロールに所属するユーザーは、制限されていた操作ができるようになります。

アクセス権を選択して削除する

アクセス権を選択して削除します。

操作手順：

へッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
[Garoon システム管理]をクリックします。
「各アプリケーションの管理」タブを選択します。
[スケジュール]をクリックします。
[アクセス権の設定]をクリックします。
「アクセス権の設定」画面で、組織、ユーザー、ロール、施設グループ、または施設を選択します。
「アクセス権一覧」画面で、削除するアクセス権のチェックボックスを選択し、[削除する]をクリックします。
「アクセス権の一括削除」画面で、[はい]をクリックします。

アクセス権をすべて削除する

アクセス権をすべて削除します。

操作手順：

へッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
[Garoon システム管理]をクリックします。
「各アプリケーションの管理」タブを選択します。
[スケジュール]をクリックします。
[アクセス権の設定]をクリックします。
「アクセス権の設定」画面で、組織、ユーザー、ロール、施設グループ、または施設を選択します。
「アクセス権一覧」画面で、[すべて削除]をクリックします。
「全アクセス権の削除」画面で、[はい]をクリックします。