バージョンアップの前に確認すること

バージョンアップ作業の前に確認する項目について説明します。

動作環境やサーバーの設定

サイボウズ Office 10にバージョンアップする前に、次の項目を確認します。

項目 説明
ユーザーの権限 バージョンアップする際に、ローカルのAdministrator権限を持つユーザーでサーバーにログインする必要があります。
サーバーやネットワークの環境 お使いのサーバーやネットワーク環境が製品サイトに掲載されている動作環境と合っていることを確認します。
サーバーの設定日時 サーバーの設定日時が、正しいかどうかを確認します。
日時が正しく設定されていないと、正常に動作しない恐れがあります。
常駐アプリケーションやプロセス サーバーで、アプリケーションのプロセスが終了していることを確認します。
セキュリティやバックアップなどの常駐アプリケーションやプロセスが動いていると、影響を受けてしまう可能性があるため、停止した状態で実施することを推奨しています。
お使いの環境にあったバージョンアップ方法 お使いの製品や利用環境によって、バージョンアップの手順は異なります。バージョンアップパターンの確認の図を参照し、お使いの環境に合ったバージョンアップ手順を確認してください。

ドライブの空き容量

バージョンアップするドライブのディスク容量が基準に満たない場合、バージョンアップができません。
バージョンアップの前にドライブの空き容量が十分であるかどうかを確認してください。
バージョンアップに必要な容量は、次のとおりです。

バージョンアップ前の製品 必要なドライブの空き容量
サイボウズ Office 9以降単体 100MB + サイボウズ Officeのdataディレクトリ
サイボウズ Office 8以前単体 100MB + サイボウズ Officeのdataディレクトリの半分の容量

引き継がれるデータについて

バージョンアップする前に登録済みのデータは、バージョンアップ後のサイボウズ Office 10にすべて引き継がれます。
ただし、サイボウズ Office 9以前の「個人フォルダ」で作成したフォルダを並び替えた場合、サイボウズ Office 10にバージョンアップすると、「メール」でフォルダの並び順が引き継がれない場合があります。
サイボウズ Office 10の「メール」では、作成順にフォルダが表示されます。

また、サイボウズ Office 10で廃止されているデザインをバージョンアップ前に適用しているユーザーは、サイボウズ Office 10にバージョンアップすると、初期値の「青(標準)」デザインが自動的に適用されます。

必要に応じて、フォルダの並び順を変更すること、適用するデザインを選択し直すことをユーザーに連絡してください。

バージョンアップ時の注意点

バージョンアップすると、元のバージョンのサイボウズ Officeには戻せません。
また、データベースが破損している場合は、サイボウズ Officeをバージョンアップできません。
バージョンアップする前にデータベースの破損チェックを実施し、破損データがないことを確認してから、サイボウズ Officeをバージョンアップしてください。

サイボウズ Office 10をバージョンアップする場合

破損チェックの実施方法は、よくあるご質問のデータベースの破損チェック方法を教えてください。という記事を参照してください。

サイボウズ Office 9以前からバージョンアップする場合

サイボウズ Office 10のバージョンアップライセンスの販売は終了しました。クラウド版 サイボウズ Officeへの移行をご検討ください。 詳細は、製品サイトの旧バージョンをご利用中の方を参照してください。