DBMファイルからのアプリの作成

DBMファイルを読み込んで、アプリを作成します。

DBMファイルとは?

DBMファイルは、サイボウズ Office独自のファイル形式です。
DBMファイルにはレコードの内容と、更新通知や絞込といったアプリの設定内容を保存できます。既存のアプリを複製して新しいアプリを作成する場合は、DBMファイルを使用するとかんたんに作成できます。

操作の前に確認すること

DBMファイルを読み込む前に、読み込み可能なファイルの拡張子やデータなどの注意点を確認します。

DBMファイルの準備について

DBMファイルは、ユーザーが手動で作成できません。
作成済みのアプリから書き出したDBMファイルを書き出して準備します。

DBMファイルの拡張子について

書き出し元の製品やバージョンによって、書き出されるDBMファイルの拡張子は異なります。
書き出し元の製品と書き出されるDBMファイルの拡張子は、次のとおりです。

書き出し元 書き出されるファイルの拡張子
パッケージ版 サイボウズ Office 9.2.1以前 .dbmx
パッケージ版 サイボウズ Office 9.3.0以降 .dbmz
クラウド版 サイボウズ Office .dbmz

DBMファイルから読み込めるデータ

サイボウズ Officeでは、すべての拡張子のDBMファイルを読み込めます。
ただし、拡張子の種類によって、読み込めるデータは異なります。

拡張子が「.dbmz」で、同じ環境から出力している場合

同じ環境から出力している、拡張子が「.dbmz」のDBMファイルからは、アプリの設定とレコードデータを読み込めます。
アプリの運用管理者の設定は[全員]にリセットされます。必要に応じてアプリの運用管理者を設定してください。

拡張子が「.dbmz」で、異なる環境から出力している場合

異なる環境から出力している、拡張子が「.dbmz」のDBMファイルからは、レコードデータを読み込めます。
アプリの設定は、保持する内部データが異なるため、読み込める設定と読み込めない設定があります。
読み込めないアプリの設定は、次のとおりです。

  • ステータス管理のメンバー
  • 「メニュー(ユーザー)」項目の「メニュー項目」の設定
  • アクセス権の設定
  • 更新通知の設定
  • リマインダー通知の設定
  • リレーションの設定
  • メール読み込みの設定
  • データコピーの設定
  • 「データ参照(アドレス帳)」項目のレコード値
  • 「データ参照(ファイル管理)」項目のレコード値
  • 「カウントボタン」項目のレコード値
  • コメントのリアクション機能の値

アプリの運用管理者の設定は[全員]にリセットされます。必要に応じてアプリの運用管理者を設定してください。

拡張子が「.dbm」または「.dbmx」の場合

拡張子が「.dbm」または「.dbmx」のDBMファイルからは、レコードデータのみ読み込めます。ただし、テンプレートの場合、レコードデータは含まれません。
アプリの設定は読み込めません。
アプリの運用管理者の設定は[全員]にリセットされます。必要に応じてアプリの運用管理者を設定してください。

DBMファイルを読み込む

DBMファイルを読み込んで、アプリを作成します。
作成したアプリには、DBMファイルに保存されているアプリの設定や、レコードデータが反映されます。

  1. アプリを作成するためのDBMファイルを作成します。

    DBMファイルは、サイボウズ Officeのアプリから書き出して作成します。
    詳細は、DBMファイルへのアプリデータの書き出しを参照してください。

  2. カスタムアプリをクリックします。

  3. フォルダツリーで、アプリの作成先のフォルダを選択します。 スクリーンショット:フォルダを選択している

  4. アプリを追加するをクリックします。 スクリーンショット:アプリを追加するボタンが枠線で強調されている

  5. ファイルから作成する DBMファイル(*.dbmz、*.dbmx、*.dbm)から作成するをクリックします。 スクリーンショット:ファイルから作成するメニューが開いている

  6. DBMファイルを選択し、次に、内容を確認するをクリックします。

    次のファイルを選択した場合は、エラーが表示される場合があります。

    • 書き出したdbmzファイルを解凍し、データを編集した後、再度dbmzに圧縮しているファイル
    • 破損しているdbmzファイル

  7. 確認画面で、アプリを作成するをクリックします。 スクリーンショット:アプリを作成するボタンが枠線で強調されている

    アプリの作成に成功すると、追加したアプリの画面が表示されます。
    DBMファイルからアプリを作成すると、運用管理者の設定が無効になります。
    アプリの運用管理者の変更を参照して、作成したアプリで再設定を行ってください。
    その他の無効になる設定については、DBMファイルから読み込めるデータを参照してください。
    通知の設定など、アプリの設定を変更する場合は、カスタムアプリの設定を参照してください。

アプリ名に数字が表示されるときは

DBMファイルから作成したアプリの名前の右横に、数字が表示された場合の対応を説明します。

スクリーンショット:アプリ名に数字が表示されている

アプリ名の右横の数字は、次の場合に表示されます。

  • 新規のアプリを作成したフォルダの中に、同じアプリ名のアプリが存在する。
  • アプリを作成したフォルダと、作成したアプリの名前が同じである。

アプリ名の横に数字が表示された場合は、新規に作成したアプリの名前を変更し、既存のアプリやフォルダの名前と重複しないようにしてください。