ファイルアップツールを実行する

ファイルアップツールを使用して、カスタムアプリの添付ファイルをkintoneアプリにアップロードします。
作業を開始する前に、次の準備が終わっていることを確認してください。

アップロードの設定

ファイルアップツールの起動方法と、実行に必要な設定について説明します。
ファイルアップツールのインストール完了後に起動画面が表示されている場合、この操作は不要です。そのままプロキシを設定する手順に進みます。

  1. 次のいずれかの方法でファイルアップツールを起動します。

    • デスクトップに表示されている、ファイルアップツールのショートカットアイコン をダブルクリックする。
    • Windowsのスタートメニューで「fileuptool」を検索し、検索結果からアプリ名やアイコン、または[開く]をクリックする。
    • ファイルアップツールをインストールしたフォルダーで、fileuptool.exeをダブルクリックする。
      • 例:
        C:\Program Files\fileuptool\fileuptool.exe

  2. ファイルアップツールの起動画面が表示されることを確認します。 スクリーンショット:起動画面が表示されている

続いて、ファイルアップツールを実行するために必要な情報を設定します。
お使いの環境でプロキシサーバーを使用している場合は、プロキシを設定するをクリックして、プロキシを設定する手順に進みます。
プロキシサーバーを使用していない場合は、始めるをクリックして、基本の情報を設定する手順に進みます。

プロキシを設定する

お使いのネットワーク環境で使用しているプロキシサーバーの情報を設定します。
プロキシサーバーを使用していない場合、この設定は不要です。基本の情報を設定する手順に進みます。

  1. 「プロキシの設定」画面で、「利用する」を選択します。 スクリーンショット:「プロキシの設定」画面で「利用する」が強調されている

  2. プロキシサーバーのURLを入力します。

    「kintoneでの準備」で必要な情報を確認する際に取得したURLを入力します。

  3. 保存するをクリックします。

    ファイルアップツールの起動画面に戻ります。

これでプロキシの設定は完了です。
始めるをクリックして、基本の情報を設定する手順に進みます。

基本の情報を設定する

kintoneにアクセスするための情報と、アップロードするファイルの保存場所を設定します。

  1. 「基本設定:はじめに」画面で、設定を始めるをクリックします。 スクリーンショット:「はじめに」画面で「設定を始める」が強調されている

  2. ファイルをアップロードするkintoneのサブドメインを入力します。 スクリーンショット:kintoneへのアクセスURLのうち、サブドメインだけが入力可能になっている

  3. 次へ進むをクリックします。

    お使いの環境でBasic認証を使用している場合は「基本設定:Basic認証」画面が表示されます。
    Basic認証を使用していない場合は、手順5に進みます。

  4. Basic認証で使用するユーザー名とパスワードを入力し、次へ進むをクリックします。

    「kintoneでの準備」で必要な情報を確認する際に取得したBasic認証のユーザー名とパスワードを入力します。
    スクリーンショット:Basic認証のユーザー名とパスワードを入力している

  5. kintoneアプリでレコードの追加や編集ができるユーザーのログイン名とパスワードを入力し、次へ進むをクリックします。 スクリーンショット:kintonenへのログイン名とパスワードを入力している

  6. フォルダーの選択するをクリックします。

    Windowsのエクスプローラーが表示されます。アップロードするファイルが保存されているフォルダーを選択し、フォルダーの選択をクリックします。
    スクリーンショット:ファイルが保存されているフォルダーを選択している

  7. 基本設定を確認するをクリックします。

  8. 設定した内容を確認し、設定を完了するをクリックします。

    変更する項目があれば、各項目の 変更するをクリックし、設定を変更します。
    スクリーンショット:基本設定で設定した内容が表示されている

これで基本設定は完了です。
続いて、ファイルのアップロードを実行します。

アップロードを実行する

基本設定が完了したら、カスタムアプリの添付ファイルをkintoneアプリにアップロードします。

  1. 「アップロード:はじめに」画面で、設定を始めるをクリックします。 スクリーンショット:アップロードの設定を始める画面が表示されている

  2. ファイルのアップロード先の情報を設定します。 スクリーンショット:アップロード先の情報を入力する画面が表示されている

    次の項目を設定します。

    • kintoneアプリ:
      アプリ名でアプリを検索します。検索結果から、ファイルをアップロードするアプリを選択します。
    • kintoneアプリの更新キー:
      kintoneアプリのレコードを一括で更新するためのキーです。カスタムアプリのレコード番号に対応するフィールドを指定します。
    • カスタムアプリのファイル項目:
      カスタムアプリでファイルを添付していた項目が表示されます。
    • kintoneアプリのフィールド:
      ファイルをアップロードする添付ファイルフィールドを選択します。
      ドロップダウンリストに目的のフィールドが表示されない場合は、kintoneアプリの設定を確認してください。
      カスタムアプリに複数のファイル項目が設定されている場合は、項目ごとに添付ファイルフィールドを選択します。ファイルをアップロードしない項目は「(未設定)」を選択します。
      • 複数のファイル項目が設定されている例: スクリーンショット:3個中1個の添付ファイルフィールドで「(未設定)」が選択されている

  3. 設定を確認するをクリックします。

    手順2で設定した内容が表示されます。

  4. アップロードの設定内容を確認し、アップロードを実行するをクリックします。

    ファイルのアップロードが始まります。

  5. 進行状況に「完了しました。」が表示されれば、アップロードは完了です。 スクリーンショット:完了メッセージが表示されている

    アップロードされないファイルがあるか、kintoneアプリのレコードの更新に失敗した場合は、処理を中断したことを示すメッセージが表示されます。
    アップロードの結果を確認するには、結果を確認するをクリックします。
    結果の見かたはアップロード後の作業を参照してください。

アップロードを中断する

想定していたよりファイルのアップロードに時間がかかる、エラーが解消しないなど、アップロードを続けられない場合は処理を中断できます。
アップロードを中断するには、「アップロード:実行」画面でアップロードを中断するをクリックします。
1回の実行でアップロードしたファイルが2,000個に達した場合も、処理が中断します。

アップロードを再開する

アップロードが中断された場合は、まだアップロードされていないファイルから再開できます。
アップロードを再開するには、最新の実行ログの詳細画面で、中断したところから再開するをクリックします。

  • 実行ログの詳細画面の例:
    スクリーンショット:再開するボタンが強調されている

実行ログについて、詳細はアップロード後の作業を参照してください。