データのバックアップ
全文検索サーバーのデータ(インデックス)をバックアップします。
ストレージの故障などによってGaroonにバックアップデータをリストアした場合、全文検索サーバーでインデックスを再作成するか、Garoonにリストアしたデータが作成された時点のインデックスに戻します。インデックスの作成には時間がかかるため、通常、復旧にかかる時間は後者のほうが短くなります。そのため、全文検索サーバーのインデックスは、Garoonの同時点のデータとセットでバックアップを取得することを推奨します。
Windows環境でバックアップする
Windows環境で運用している全文検索サーバーのデータをバックアップします。
-
Garoonを運用しているサーバーに、ローカルのAdministrator権限を持つユーザーでログインします。
-
Garoonを運用しているサーバーで、Webサーバーサービスを停止します。
-
Garoonを運用しているサーバーで、スケジューリングサービスとMySQLを停止します。
- Windowsのスタートメニューから、[Windows管理ツール]を選択します。
- [サービス]を選択し、次のサービスを停止します。
- Cybozu_Scheduling_Service_cbgrn 1
- Cybozu_Database_Engine_5_0
1:「cbgrn」の部分は、インストール識別子です。 -
全文検索サーバーを運用しているサーバーに、ローカルのAdministrator権限を持つユーザーでログインします。
-
全文検索サーバーを運用しているサーバーで、WorkerとSolrを停止します。
- Windowsのスタートメニューから、[Windows管理ツール]を選択します。
- [サービス]を選択し、次のサービスを停止します。
- Cybozu_SearchServer_Worker
- Cybozu_SearchServer_Solr
-
全文検索サーバーを運用しているサーバーと、Garoonを運用しているサーバーで、コマンドプロンプトを起動します。バックアップデータを保存するディレクトリーを作成します。
-
全文検索サーバーを運用しているサーバー
コマンドの例:mkdir C:\backup\YYYYMMDD\fts
-
Garoonを運用しているサーバー
コマンドの例:mkdir C:\backup\YYYYMMDD\garoon
-
-
Garoonと全文検索サーバーのデータをバックアップします。
-
全文検索サーバーのバックアップ
次のディレクトリーをコピーします。- C:\Program Files\cybozu\cbfts\solr\v2\data
全文検索サーバーのデータをコピーするコマンドの例:
xcopy "C:\Program Files\cybozu\cbfts\solr\v2\data\" C:\backup\YYYYMMDD\fts\data /e /i
-
Garoonのバックアップ
次のディレクトリーをコピーします。- C:\Program Files\cybozu\mysql-5.0\data
- C:\Program Files\cybozu\mysql-5.0\files
Garoonのデータをコピーするコマンドの例:
xcopy "C:\Program Files\cybozu\mysql-5.0\data" C:\backup\YYYYMMDD\garoon\data /e /i xcopy "C:\Program Files\cybozu\mysql-5.0\files" C:\backup\YYYYMMDD\garoon\files /e /i
-
-
全文検索サーバーで、ファイル「solr.xml」をバックアップします。
全文検索サーバーを標準のディレクトリーにインストールした場合のsolr.xmlのファイルパスは、次のとおりです。
- C:\Program Files\cybozu\cbfts\solr\v2\solr.xml
-
全文検索サーバーを運用しているサーバーで、WorkerとSolrを起動します。
- Windowsのスタートメニューから、[Windows管理ツール]を選択します。
- [サービス]を選択し、次のサービスを起動します。
- Cybozu_SearchServer_Solr
- Cybozu_SearchServer_Worker
-
Garoonを運用しているサーバーで、MySQLとスケジューリングサービスを起動します。
- Windowsのスタートメニューから、[Windows管理ツール]を選択します。
- [サービス]を選択し、次のサービスを起動します。
- Cybozu_Database_Engine_5_0
- Cybozu_Scheduling_Service_cbgrn 1
1:「cbgrn」の部分は、インストール識別子です。 -
Garoonを運用しているサーバーで、Webサーバーサービスを起動します。
Linux環境でバックアップする
Linux環境で運用している全文検索サーバーのデータをバックアップします。
-
Garoonを運用しているサーバーに、rootユーザーでログインします。
-
Garoonを運用しているサーバーで、Webサーバーサービスを停止します。
次のコマンドを実行します。
# systemctl stop httpd.service
-
Garoonを運用しているサーバーで、スケジューリングサービスとMySQLを停止します。
次のコマンドを実行します。
# /etc/init.d/cyss_cbgrn stop # /etc/init.d/cyde_5_0 stop
「cbgrn」の部分は、インストール識別子です。 -
全文検索サーバーを運用しているサーバーに、rootユーザーでログインします。
-
全文検索サーバーを運用しているサーバーで、WorkerとSolrを停止します。
次のコマンドを実行します。
# /etc/init.d/cbss_worker stop # /etc/init.d/cbss_solr stop
-
全文検索サーバーを運用しているサーバーと、Garoonを運用しているサーバーで、バックアップデータを保存するディレクトリーを作成します。
-
全文検索サーバーを運用しているサーバー
コマンドの例:# mkdir -p /backup/YYYYMMDD/fts
-
Garoonを運用しているサーバー
コマンドの例:# mkdir -p /backup/YYYYMMDD/garoon
-
-
Garoonと全文検索サーバーのデータをバックアップします。
-
全文検索サーバーのバックアップ
次のディレクトリーをコピーします。- /usr/local/cybozu/cbfts/solr/v2/data
全文検索サーバーのデータをコピーするコマンドの例:
# cp -rp /usr/local/cybozu/cbfts/solr/v2/data /backup/YYYYMMDD/fts
-
Garoonのバックアップ
次のディレクトリーをコピーします。- /usr/local/cybozu/mysql-5.0/data
- /usr/local/cybozu/mysql-5.0/files
Garoonのデータをコピーするコマンドの例:
# cp -rp /usr/local/cybozu/mysql-5.0/data /backup/YYYYMMDD/garoon # cp -rp /usr/local/cybozu/mysql-5.0/files /backup/YYYYMMDD/garoon
-
-
全文検索サーバーで、ファイル「solr.xml」をバックアップします。
全文検索サーバーを標準のディレクトリーにインストールした場合のsolr.xmlのファイルパスは、次のとおりです。
- /usr/local/cybozu/cbfts/solr/v2/solr.xml
-
全文検索サーバーを運用しているサーバーで、WorkerとSolrを起動します。
コマンドプロンプトで、次のコマンドを実行します。
# /etc/init.d/cbss_worker start # /etc/init.d/cbss_solr start
-
Garoonを運用しているサーバーで、MySQLとスケジューリングサービスを起動します。
次のコマンドを実行します。
# /etc/init.d/cyde_5_0 start # /etc/init.d/cyss_cbgrn start
「cbgrn」の部分は、インストール識別子です。 -
Garoonを運用しているサーバーで、Webサーバーサービスを起動します。
次のコマンドを実行します。
# systemctl start httpd.service