テーブル内を移動する

Webページで見かける表は、ほとんどがテーブルを使って作られています。

テーブルは縦横のマス目(セル)で構成されています。情報を整理しやすいため、Webページでも使われます。

テーブル内を移動するコマンドを使うと、テーブルに移動したり、テーブルの構造を把握したりできます。

コマンド一覧

テーブル内を移動するコマンドのキーと使いかたを覚えましょう。

PC-Talker

  • t:次のテーブルに移動します。
  • Shiftキー+t:前のテーブルに移動します。
  • Insertキー:カーソルがテーブルにあるとき、テーブルモードのオンとオフを切り替えます。

下記はテーブルモードがオンのときのキー操作です。

  • →キー:次の列に移動します。
  • ←キー:前の列に移動します。
  • ↓キー:次の行に移動します。
  • ↑キー:前の行に移動します。
  • Homeキー:最初の列に移動します。
  • Endキー:最後の列に移動します。
  • Escapeキー:テーブルモードをオフにします。

テーブルモードがオンのときは、矢印キーでテーブルのセルをひとつずつ移動しながら、内容を確認できます。 カーソルをテーブルの外に移動する場合は、テーブルモードをオフにします。

NVDA

  • t:次のテーブルに移動します。
  • Shiftキー+t:前のテーブルに移動します。

下記はカーソルがテーブル内にあるときのキー操作です。

  • CTRLキー+Altキー+→キー:次の列に移動します。
  • CTRLキー+Altキー+←キー:前の列に移動します。
  • CTRLキー+Altキー+↓キー:次の行に移動します。
  • CTRLキー+Altキー+↑キー:前の行に移動します。

コマンドの練習

テーブル内を移動するコマンドの使いかたを覚えましょう。

PC-Talker

PC-Talkerで使うテーブル内を移動するコマンドを練習しましょう。

練習には、3人の社員の1週間の予定を記入したテーブルのサンプルを使用します。

練習1

社員Aの4/30の予定を確認しましょう。

  1. tを押します。

    カーソルがテーブルに移動します。 「4行8列の表 インサートキーで テーブルモード」と読み上げられます。 縦に4行、横に8列のテーブルであることがわかります。

  2. Insertキーを押します。

    テーブルモードがオンになります。テーブルモードがオンの状態では、矢印キーで上下左右のセルに移動できます。 カーソルをテーブルの外に移動する場合は、テーブルモードをオフにします。

  3. ↓キーを押します。

    「社員A」と読み上げられます。

  4. →キーを押します。

    「4/29 昭和の日」と読み上げられます。

  5. さらに→キーを押します。

    「4/30 休み(有休)」と読み上げられます。

社員Aの4/30の予定は休みであることがわかりました。

これで練習1は終了です。

練習2

社員Cの5/2の予定を確認しましょう。予定が3つあります。3つ目の内容を確認してください。

  1. tを押します。

    カーソルがテーブルに移動します。 「4行8列の表 インサートキーで テーブルモード」と読み上げられます。 縦に4行、横に8列のテーブルであることがわかります。

  2. Insertキーを押します。

    テーブルモードがオンになります。テーブルモードがオンの状態では、矢印キーで上下左右のセルに移動できます。 カーソルをテーブルの外に移動する場合は、テーブルモードをオフにします。

  3. →キーを押します。

    「4/29」と読み上げられます。

  4. 「5/2」と読み上げられるまで→キーを押します。

  5. ↓キーを押します。

    「社員A」と読み上げられます。

  6. 「社員C」と読み上げられるまで↓キーを押します。

    カーソルが、社員Cの5月2日の予定に移動します。

  7. Insertキーを押します。

    テーブルモードがオフになります。

  8. Tabキーを3回押します。

    3つ目の予定にカーソルが移動し、「16:00~18:00 打ち上げ」と読み上げられます。 社員Cの5/2の3つ目の予定は打ち上げであることがわかりました。

これで練習2は終了です。

NVDA

NVDAで使うテーブル内を移動するコマンドを練習しましょう。

練習には、3人の社員の1週間の予定を記入したテーブルのサンプルを使用します。

練習1

社員Aの4/30の予定を確認しましょう。

  1. tを押します。

    カーソルがテーブルに移動します。 「テーブル 4行8列のテーブル」と読み上げられます。 縦に4行、横に8列のテーブルであることがわかります。

  2. CTRLキー+Altキー+↓キーを押します。

    「2行 社員A」と読み上げられます。

  3. CTRLキー+Altキー+→キーを押します。

    「4/29 2列 昭和の日」と読み上げられます。

  4. さらにCTRLキー+Altキー+→キーを押します。

    「4/30 3列 休み(有休)」と読み上げられます。

社員Aの4/30の予定は休みであることがわかりました。

これで練習1は終了です。

練習2

社員Cの5/2の予定を確認しましょう。予定が3つあります。3つ目の内容を確認してください。

  1. tを押します。

    カーソルがテーブルに移動します。 「テーブル 4行8列のテーブル」と読み上げられます。 縦に4行、横に8列のテーブルであることがわかります。

  2. CTRLキー+Altキー+→キーを押します。

    「4/29」と読み上げられます。

  3. 「5/2」と読み上げられるまでCTRLキー+Altキー+→キーを押します。

  4. CTRLキー+Altキー+↓キーを押します。

    「社員A」と読み上げられます。

  5. 「社員C」と読み上げられるまで、CTRLキー+Altキー+↓キーを押します。

    カーソルが、社員Cの5月2日の予定に移動します。

  6. Tabキーを3回押します。

    3つ目の予定にカーソルが移動し、「16:00~18:00 打ち上げ」と読み上げられます。 社員Cの3つ目の予定は打ち上げであることが分かりました。

これで練習2は終了です。

テーブルのサンプル

4/29 4/30 5/1 5/2 5/3 5/4 5/5
社員A 昭和の日 憲法記念日 みどりの日 こどもの日
社員B 昭和の日 憲法記念日 みどりの日 こどもの日
社員C 昭和の日 憲法記念日 みどりの日 こどもの日