iCalendar形式への予定データの書き出し

iCalendar形式とは、任意のソフトウェア間でカレンダー情報を共有する際に用いられる共通フォーマットです。
たとえば、iCalendar形式の予定データをGoogleカレンダーに取り込めば、Googleカレンダー上にサイボウズ Officeの予定を表示できるようになります。

操作の流れ

イラスト:iCalendar形式に出力する操作の流れを示したイメージ

iCalendar形式に出力する際の注意点

予定をiCalendar形式に出力する前に、必ず次の注意事項を確認してください。

  • iCalendar形式で出力される予定データは、ユーザーごとに発行されるiCalendarURLから取得できます。
    iCalendarURLは、管理者とユーザーの双方で必要な設定が完了している場合にのみ発行されます。
  • iCalendarURLにアクセスすると、サイボウズ Officeにログインしていないユーザーでも、iCalendarURLを発行したユーザーの予定を確認できてしまいます。
    iCalendarURLを第三者に不正に利用されないよう、取扱いに注意してください。
  • iCalendarURLを有効にすると、検索エンジンのクローラーにスケジュール情報を取得され、意図せずインターネットの検索画面に表示される恐れがあります。
  • 発行済みのiCalendarURLは、お客様の判断と責任の下で管理してください。
  • サイボウズ Officeマニュアルでは、Googleカレンダーにサイボウズ Officeの予定を表示させる場合を例に操作を説明しています。
    Googleカレンダーの操作は、お客様の判断と責任の下に実行してください。
  • その他、サービスの規約については、サイボウズのクラウドサービスのcybozu.com サービスご利用規約を確認してください。

iCalendar形式で出力される内容

Googleカレンダーで表示されるサイボウズ Officeの予定例です。

スクリーンショット:Googleカレンダーで表示される予定のイメージ

iCalendar形式に出力される予定データの詳細は、次のとおりです。

  • 出力される予定
    iCalendarURLを発行したユーザーが参加者に含まれる予定です。
  • 出力される期間
    今日を基準日として、1週間前から1年後です。
    iCalendarURLが有効であれば、Googleカレンダーからの同期のタイミングで、出力される期間が更新されます。
    イメージ: イラスト:出力される期間のイメージ

機能の利用が許可されていることを確認する

個人設定に、「iCalendar形式での出力」メニューが表示されているかどうかを確認します。
メニューが表示されていない場合は機能を利用できません。

  1. ヘッダーの右側の[ユーザー名]をクリックします。

  2. [個人設定]をクリックします。
    スクリーンショット:ヘッダー

  3. 「各アプリケーション」セクションの スケジュールと施設予約をクリックします。

  4. メニューに、 iCalendar形式での出力が表示されていることを確認します。

    スクリーンショット:iCalendar形式での出力のメニューが表示されている

    このメニューが表示されていない場合は、予定をiCalendar形式で出力できません。
    メニューの表示が必要な場合は、iCalendar形式に出力するための準備を参照して、システム管理者に設定を依頼してください。

iCalendarURLを取得する

iCalendar形式で出力される予定データは、ユーザーごとに発行されるiCalendarURLから取得できます。
システム管理者が機能の利用を許可していても、個人設定では初期値が無効に設定されています。
機能を利用する際は、手動で「有効にする」に設定してください。

  1. iCalendar形式での出力に関する注意事項を確認します。

    注意事項は、iCalendar形式に出力する際の注意点を参照してください。

  2. ヘッダーの右側の[ユーザー名]をクリックします。

  3. [個人設定]をクリックします。
    スクリーンショット:ヘッダー

  4. 「各アプリケーション」セクションの スケジュールと施設予約をクリックします。

  5. iCalendar形式での出力をクリックします。

  6. 「有効にする」を選択します。

  7. 「iCalendarURL」欄のURLをコピーまたはメモします。

    iCalendarURLを第三者に不正に利用されないよう、不用意に公開しないでください。
    スクリーンショット:URLが枠線で強調されている

  8. 設定するをクリックします。

続いて、サイボウズ Officeの予定を、Googleカレンダーに表示できるよう設定します。

GoogleカレンダーにiCalendarURLを登録する

入手したiCalendarURLを、Googleカレンダーに登録します。
Googleカレンダー側でカレンダー情報の更新が完了すると、Googleカレンダー上にサイボウズ Officeの予定が表示されます。

  1. サイボウズ Officeから、iCalendarURLを取得します。

    iCalendarURLを取得する方法を参照して、iCalendarURLを入手してください。

  2. 手順1で取得したURLをGoogleカレンダー側に入力して、一般公開のカレンダーを追加します。

    詳しい操作は、Googleカレンダーヘルプの他のユーザーのGoogleカレンダーに登録する方法のうち、「リンクを使用して一般公開のカレンダーを追加する」を参照してください。

  3. Googleカレンダーに、サイボウズ Officeの自分の予定が表示されていることを確認します。

    Googleカレンダーの情報の更新が完了するまで時間が掛かる場合があります。

GoogleカレンダーからiCalendarURLの登録を解除する

次の場合に、Googleカレンダーに登録したiCalendarURLを解除します。

  • Googleカレンダーに、サイボウズ Officeの予定を表示しないようにしたい
  • iCalendarURLをリセットしたため、古いiCalendarURLの登録を解除したい

iCalendarURLを解除する手順は、Googleカレンダーヘルプのカレンダーを削除または登録解除する方法のうち、「リストからカレンダーを完全に削除する」を参照してください。

iCalendar形式での出力機能を停止する

次の場合に、ユーザー自身のiCalendar形式での出力機能を無効にします。

  • iCalendar形式での出力機能が不要になった場合
  • 一定の期間のみ、利用を停止したい場合
  1. ヘッダーの右側の[ユーザー名]をクリックします。

  2. [個人設定]をクリックします。
    スクリーンショット:ヘッダー

  3. 「各アプリケーション」セクションの スケジュールと施設予約をクリックします。

  4. iCalendar形式での出力をクリックします。

  5. 「無効にする」を選択します。

    スクリーンショット:iCalendar形式での出力機能を無効に設定している

  6. 設定するをクリックします。

iCalendarURLをリセットする

次の場合に、iCalendarURLをリセットします。

  • iCalendarURLが第三者に知られてしまった場合
  • iCalendarURLを設定したGoogleカレンダーと同期しているモバイル端末を紛失した場合

iCalendarURLをリセットすると、現在のiCalendarURLが破棄され、新しいiCalendarURLが発行されます。
破棄されたiCalendarURLは利用できなくなります。

  1. ヘッダーの右側の[ユーザー名]をクリックします。

  2. [個人設定]をクリックします。
    スクリーンショット:ヘッダー

  3. 「各アプリケーション」セクションの スケジュールと施設予約をクリックします。

  4. iCalendar形式での出力をクリックします。

  5. iCalendarURLをリセットするをクリックします。

    スクリーンショット:iCalendarURLをリセットする操作リンクが枠線で強調されている

  6. 確認画面で注意事項を確認し、リセットするをクリックします。

  7. iCalendarURLの発行日が現在の日時であることを確認し、「有効にする」を選択します。

    スクリーンショット:iCalendar形式での出力を有効にしている

  8. 設定するをクリックします。

  9. 新しいiCalendarURLをGoogleカレンダーに登録する場合は、次の操作をします。

    1. Googleカレンダーから、使用しないiCalendarURLを削除します。
      詳細は、GoogleカレンダーからiCalendarURLの登録を解除する方法を参照してください。
    2. 新しいiCalendarURLを、Googleカレンダーに登録します。
      詳細は、GoogleカレンダーにiCalendarURLを登録する方法を参照してください。