管理者の設定
Garoonの管理者には次の種類があります。
- システム管理者:
Garoonのシステム全体を管理する管理者です。
初期設定では、次のユーザーがGaroonのシステム管理者となります。- Administrator
- Administratorsロールに所属するユーザー
- 基本システム管理者:
アプリケーションの使用可否やローカライズなどを設定する管理者です。
基本システム管理者は、システム管理者が任命します。 - 組織の運用管理者:
特定の組織で、ユーザーと組織に関する管理業務を行うユーザーです。
組織の運用管理者は、システム管理者、または基本システム管理者が任命します。 - アプリケーション管理者:
個別のアプリケーションに対する管理権限を持つ管理者です。
アプリケーション管理者は、システム管理者がアプリケーションごとに任命します。 - 各アプリケーションの運用管理者:
各アプリケーションの運用管理者は、システム管理者またはアプリケーション管理者から、アプリケーションの運用を任されているユーザーです。
運用管理者を設定する方法は、アプリケーションによって異なります。
システム管理者を設定する
Garoonのシステム管理者を設定します。
Administrator以外のユーザーをシステム管理者に設定するには、対象のユーザーにAdministratorsロールを付与します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[ユーザー]をクリックします。
-
[ロールの設定]をクリックします。
-
「ロールの設定」画面で、ロール一覧の「Administrators」を選択し、[ロールを所持させる]をクリックします。
-
「ロールの所持」画面で、Administratorsロールを付与するユーザーを選択し、[追加]をクリックします。
-
[所持させる]をクリックします。
-
システム管理者を削除する場合は、「ロールの設定」画面で対象のユーザーをAdministratorsロールから削除します。
Garoonに初期設定で登録されているAdministratorユーザーは削除できません。
Administratorのパスワードを再設定する
GaroonのAdministratorのパスワードを紛失した場合は、コマンドを使用してパスワードを再設定します。
Windows環境
次の環境でGaroonをインストールした場合を例に、Administratorのパスワードの再設定手順を説明します。
- インストール識別子: cbgrn
- CGIディレクトリー: C:\Inetpub\scripts
-
コマンド プロンプトを起動し、次のディレクトリーに移動します。
cd C:\Inetpub\scripts\cbgrn -
set_admin_password.cspを実行します。
.\grn.exe -C -q code\command\set_admin_password.csp -
「yes」を入力し、Enterキーを押します。
-
新しいパスワードを入力し、Enterキーを押します。
-
確認用のパスワードを入力し、Enterキーを押します。
Linux環境
次の環境でGaroonをインストールした場合を例に、Administratorのパスワードの再設定手順を説明します。
- インストール識別子: cbgrn
- CGIディレクトリー: /var/www/cgi-bin
-
コンソールを起動し、次のディレクトリーに移動します。
cd /var/www/cgi-bin/cbgrn -
set_admin_password.cspを実行します。
./grn.cgi -C -q code/command/set_admin_password.csp -
「yes」を入力し、Enterキーを押します。
-
新しいパスワードを入力し、Enterキーを押します。
-
確認用のパスワードを入力し、Enterキーを押します。
基本システム管理者を設定する
基本システムの管理権限を付与された管理者を設定します。
基本システム管理者は、次の管理項目に対して、システム管理者と同じ操作ができます。
- お客様情報
- アプリケーション
- ユーザー
- 認証
- シングルサインオン
- ファイル
- 画面
- カレンダー
- ロギング
- ライセンス
- 外部サーバー
- ローカライズ
- API
- カスタマイズ
基本システム管理者となったユーザーのシステム管理画面には、権限を持つ管理項目だけが表示されます。
基本システム管理者は、システム管理者が任命します。
基本システムの管理権限を追加する
基本システム管理者を追加するには、組織、ユーザー、またはロールに、基本システムの管理権限を付与します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[管理権限]をクリックします。
-
[基本システムの管理権限]をクリックします。
-
「基本システムの管理権限」画面で、[追加する]をクリックします。
-
「基本システムの管理権限の追加」画面で、管理権限を追加する組織、ユーザー、またはロールを選択し、[追加]をクリックします。
ロールを選択するには、「ロール」タブに表示を切り替えます。
[追加]をクリックしたあとにタブを切り替えると、切り替える前に選択した組織、ユーザー、またはロールの選択が解除されます。 -
[追加する]をクリックします。
基本システム管理者は、初期設定では何も権限が付与されていません。基本システムの管理権限を変更する必要があります。
基本システムの管理権限を変更する
基本システム管理者が操作できる機能を設定します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[管理権限]をクリックします。
-
[基本システムの管理権限]をクリックします。
-
「基本システムの管理権限」画面で、権限を変更する組織、ユーザー、またはロールの[変更]をクリックします。
-
「基本システムの管理権限の変更」画面で、許可する管理項目のチェックボックスを選択し、[変更する]をクリックします。
基本システムの管理権限を削除する
基本システム管理者を削除します。
基本システムの管理権限を選択して削除する
基本システムの管理権限を選択して削除します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[管理権限]をクリックします。
-
[基本システムの管理権限]をクリックします。
-
「基本システムの管理権限」画面で、削除する組織、ユーザー、またはロールのチェックボックスを選択し、[削除する]をクリックします。
-
「基本システムの管理権限の一括削除」画面で、[はい]をクリックします。
すべての基本システムの管理権限を削除する
設定した基本システムの管理権限をすべて削除します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[管理権限]をクリックします。
-
[基本システムの管理権限]をクリックします。
-
「基本システムの管理権限」画面で、[すべて削除]を選択します。
-
「基本システムの全管理権限の削除」画面で、[はい]をクリックします。
組織の運用管理者を設定する
特定の組織でユーザーと組織に関する管理業務を行う運用管理者を設定します。
組織の運用管理者は、システム管理者、または基本システム管理者が任命します。
たとえば、支社単位で組織の運用管理者を設定すると、人事異動に伴う作業は支社単位で完結できるようになります。
組織とユーザーを管理する運用管理者の詳細は、組織の運用管理者の管理を参照してください。
アプリケーション管理者を設定する
アプリケーションの管理権限を付与された管理者を設定します。
アプリケーション管理者は、権限を与えられたアプリケーションに対して、システム管理者と同じ操作ができます。
アプリケーション管理者となったユーザーのシステム管理画面には、権限を持つアプリケーションだけが表示されます。
アプリケーション管理者は、システム管理者がアプリケーションごとに任命します。
アプリケーションの管理権限を追加する
アプリケーション管理者を追加するには、組織、ユーザー、またはロールに、アプリケーションの管理権限を付与します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[管理権限]をクリックします。
-
[アプリケーションの管理権限]をクリックします。
-
「アプリケーションの管理権限」画面で、[追加する]をクリックします。
-
「アプリケーションの管理権限の追加」画面で、管理権限を追加する組織、ユーザー、またはロールを選択し、[追加]をクリックします。
ロールを選択するには、「ロール」タブに表示を切り替えます。
[追加]をクリックしたあとにタブを切り替えると、切り替える前に選択した組織、ユーザー、またはロールの選択が解除されます。 -
[追加する]をクリックします。
アプリケーション管理者は、初期設定では何も権限が付与されていません。アプリケーションの管理権限を変更する必要があります。
アプリケーションの管理権限を変更する
アプリケーション管理者が操作できる機能を設定します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[管理権限]をクリックします。
-
[アプリケーションの管理権限]をクリックします。
-
「アプリケーションの管理権限」画面で、権限を変更する組織、ユーザー、またはロールの[変更]をクリックします。
-
「アプリケーションの管理権限の変更」画面で、操作を許可するアプリケーションのチェックボックスを選択し、[変更する]をクリックします。
アプリケーションの管理権限を削除する
アプリケーション管理者を削除します。
アプリケーションの管理権限を選択して削除する
アプリケーションの管理権限を選択して削除します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[管理権限]をクリックします。
-
[アプリケーションの管理権限]をクリックします。
-
「アプリケーションの管理権限」画面で、削除する組織、ユーザー、またはロールのチェックボックスを選択し、[削除する]をクリックします。
-
「アプリケーションの管理権限の一括削除」画面で、[はい]をクリックします。
すべてのアプリケーションの管理権限を削除する
設定したアプリケーションの管理権限をすべて削除します。
-
ヘッダーの歯車の形をした管理者メニューアイコンをクリックします。
歯車の形をしたアイコンは、管理権限を持つユーザーの画面にのみ表示されます。 -
[システム設定]をクリックします。
-
「基本システムの管理」タブを選択します。
-
[管理権限]をクリックします。
-
[アプリケーションの管理権限]をクリックします。
-
「アプリケーションの管理権限」画面で、[すべて削除]を選択します。
-
「アプリケーションの全管理権限の削除」画面で、[はい]をクリックします。
運用管理者を設定する
アプリケーションごとに運用管理権限を設定します。
運用管理者となったユーザーの画面には、権限を持つ管理機能のメニューが表示されます。
管理できる項目については、各アプリケーションの運用管理権限に関するページを参照してください。
掲示板の運用管理者の画面例:
運用管理者を設定する方法は、アプリケーションによって異なります。
- ポータル
ポータルの運用管理権限の設定を参照してください。 - リンク集
共有カテゴリーの運用管理者の設定を参照してください。 - スケジュール
施設グループの運用管理権限の設定を参照してください。 - 掲示板
カテゴリーの運用管理権限の設定を参照してください。 - ファイル管理
フォルダーの運用管理権限の設定を参照してください。 - アドレス帳
ブックの運用管理権限の設定を参照してください。 - ワークフロー
カテゴリーの運用管理権限の設定を参照してください。 - マルチレポート
カテゴリーの運用管理権限の設定を参照してください。