全文検索に関するコマンド
コマンドラインを使用して、全文検索に関する次の操作を実行できます。
- インデックスの作成
- インデックスの更新
インデックスを作成する
コマンドラインを使用して、全文検索サーバーのインデックスを作成できます。
DB分割構成のGaroonでは、キューを管理するサーバーでコマンドを実行してください。
コマンド
ftsディレクトリーのコマンドを実行します。
fts/full_index.csp
引数
引数 | 必須 | 説明 |
---|---|---|
number | この引数の入力タイプは文字列(1行)です。 プロセスが一度に作成するインデックスの件数を指定します。 特別な事情がない限り、50を指定します。 |
|
startTime | この引数の入力タイプは整数です。 インデックスの作成を開始する時刻を、24時間表記で指定します。
startTimeとstopTimeはセットで指定します。startTimeとstopTimeに同じ値は指定できません。 |
|
stopTime | この引数の入力タイプは整数です。 インデックスの作成を中止する時刻を、24時間表記で指定します。
startTimeとstopTimeはセットで指定します。startTimeとstopTimeに同じ値は指定できません。 |
実行例
次の設定の場合、コマンドの実行例は次のとおりです。
- プロセスが一度に作成するインデックスの件数:50件
- 開始時刻:20:00
- 終了時刻:翌日の8:00
Windows環境:
.\grn.exe -C -q code\command\fts\full_index.csp number=50 startTime=20 stopTime=8
Linux環境:
./grn.cgi -C -q code/command/fts/full_index.csp number=50 startTime=20 stopTime=8
インデックスを更新する
コマンドラインを使用して、全文検索サーバーのインデックスを更新できます。
バージョンアップ後にfull_index.cspを実行してインデックスを再作成した場合は、インデックスの更新は不要です。
インデックスの更新がGaroonにかける負荷は低いため、業務時間中でもインデックスを更新できます。
DB分割構成のGaroonでは、キューを管理するサーバーでコマンドを実行してください。
-
インデックスを更新するタイミング
次のバージョンから、最新版のGaroonにバージョンアップする場合は、バージョンアップ後にインデックスを更新してください。- Garoon 4.0.x
- Garoon 4.2.0
- Garoon 4.2.1
- Garoon 4.2.2
Garoon 4.2.3以降から、最新版のGaroonにバージョンアップした場合、インデックスを更新する必要はありません。
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コマンド実行後に表示されるメッセージ
コマンドを実行すると、メッセージおよびスペースに関するデータのインデックスが更新されます。表示されるメッセージは、次のとおりです。- メッセージに関するデータのインデックスが更新された場合:
「Finish indexing of message data.」と表示されます。Garoonで、メッセージに関するデータを検索できれば、インデックスの更新は完了です。 - スペースに関するデータのインデックスが更新された場合:
「Finish indexing of space data.」と表示されます。Garoonで、スペースに関するデータを検索できれば、インデックスの更新は完了です。 - インデックスの更新が不要だった場合:
「No need to update index.」と表示されます。
- メッセージに関するデータのインデックスが更新された場合:
コマンド
ftsディレクトリーのコマンドを実行します。
fts/update_index.csp
引数
引数 | 必須 | 説明 |
---|---|---|
exec | インデックスを更新します。 |
実行例
Windows環境:
.\grn.exe -C -q code\command\fts\update_index.csp exec
Linux環境:
./grn.cgi -C -q code/command/fts/update_index.csp exec