計算式で参照する値のデータ型
kintoneでは、フィールドや計算結果によってデータ型が異なり、そのデータ型によって扱える演算子や関数も異なります。
データ型を理解することで、さまざまな計算式に応用することができます。
フィールドのデータ型
フィールドを計算式で参照すると、その値は以下のデータ型として扱われます。
フィールド | データ型 |
---|---|
数値 | 数値型 |
計算 | |
日時 | |
日付 | |
時刻 | |
作成日時 | |
更新日時 | |
ルックアップ(コピー元が数値型の場合) | |
文字列(1行) | 文字列型 |
ドロップダウン | |
ラジオボタン | |
ルックアップ(コピー元が文字列型の場合) | |
作成者 | |
更新者 | |
チェックボックス | 配列文字列型 |
複数選択 | |
テーブル外のフィールドから参照したときの、テーブル内の文字列型フィールド | |
テーブル外のフィールドから参照したときの、テーブル内の数値型フィールド | 配列数値型 |
計算結果のデータ型
計算式内の関数と演算子の返り値の結果は、以下のデータ型になります。
関数 | データ型 |
---|---|
SUM | 例:SUM(1, 2, 3) 引数は数値型および配列数値型、計算結果は数値型です。 |
ROUND | 例:ROUND(A*1.1) 引数および計算結果は数値型です。 |
ROUNDUP | 例:ROUNDUP(A*1.1) 引数および計算結果は数値型です。 |
ROUNDDOWN | 例:ROUNDDOWN(A* 1.1) 引数および計算結果は数値型です。 |
IF | 例:IF(A=100,B,C) 第1引数は論理型、第2、第3引数は数値型、文字列型、論理型のいずれかになります。 関数の返り値は、第2引数、または第3引数の計算結果の型になります。 |
AND | 例:IF(AND(A>10,B>=10),"1","0") 引数および計算結果は論理型です。 |
OR | 例:IF(OR(A>10,B>=10),"1","0") 引数および計算結果は論理型です。 |
NOT | 例:IF(NOT(A>10),"1","0") 引数および計算結果は論理型です。 |
DATE_FORMAT | 例:DATE_FORMAT(1522972800, "YYYY年M月d日", "system") 第1引数は数値(UNIX時刻)、第2引数は文字列型(表示形式)、第3引数は文字列型(タイムゾーン)です。計算結果は文字列型です。 |
YEN | 例:YEN(1100.5, 0) 引数は数値、計算結果は文字列型です。 |
CONTAINS | 例:IF(CONTAINS(出勤曜日, "日曜日"), "日曜出勤あり", "日曜出勤なし") 第1引数は配列文字列型、第2引数は文字列型です。計算結果は論理型です。 |
演算子 | データ型 |
---|---|
+、 -、 *、 /、^ | 引数と計算結果は数値型です。 |
& | 引数は数値型、文字列型、論理型です。計算結果は文字列型です。 |
=、 !=、 <> | 引数は数値型、文字列型、論理型です。計算結果は論理型です。 |
<、 <=、 >、 >= | 引数は数値型です。計算結果は論理型です。 |
演算子や関数の詳細、使いかたは、次のページを参照してください。