演算子と関数の一覧

記事番号:040499

計算式で利用できる演算子と関数を説明します。
計算する対象が数値か文字列かで、利用できる演算子と関数が異なります。

演算子の説明

次の演算子が使用できます。

演算子 説明
+ 数値の足し算を行います。
- 数値の引き算を行います。
単項演算子として、フィールドの値の正負を変換する目的にも使用できます。
* 数値の掛け算を行います。
/ 数値の割り算を行います。
^ 数値のべき算を行います。-100乗から100乗まで計算できます。
べき指数に小数を指定すると、整数に切り下げて計算されます。
例:3^2.5は3^2に変換され、計算結果は9になります。
& 文字列または数値を結合します。
数値型または文字列型のフィールドが参照されていて未入力の場合は、空文字列とみなして結合します。
= 文字列または数値の値が等しければ真、等しくなければ偽を返します。型が異なる比較は偽になります。
!= 「=」の比較結果を反転させたものになります。型が異なる比較は真になります。
<> !=と同様の結果になります。
< 左の値が右の値より小さければ真、右の値以上であれば偽を返します。
<= 左の値が右の値以下であれば真、右の値より大きければ偽を返します。
> 左の値が右の値より大きければ真、右の値以下であれば偽を返します。
>= 左の値が右の値以上であれば真、右の値より小さければ偽を返します。

演算子の優先順位

演算子の優先順位を、優先度の高い順に記載します。

  • + , -(正符号および負符号の単項演算子:+1、-2など)
  • ^(べき算)
  • * , /(掛け算と割り算)
  • + , -(足し算と引き算)
  • &(文字列演算子)
  • =, !=, <>, <, >, <=, >=(比較演算子)

関数の説明

関数は大文字と小文字のどちらでも入力できます。
次の関数が使用できます。

関数 説明
SUM

数値のフィールドコード、値が数値になる計算式、または数値を合計します。

YEN

計算結果を、指定した桁数で四捨五入し、3桁ごとの桁区切りの「¥(円)」形式で表示します。

DATE_FORMAT 日時の形式やタイムゾーンを変更します。
IF 条件を指定し、その条件の真偽によって異なった値を返します。
AND 計算式で指定した条件が全て真となる時は真を返し、そうでなければ偽を返します。
32個までの引数を指定できます。
OR 計算式で指定した条件のいずれかが真となる時は真を返し、そうでなければ偽を返します。
32個までの引数を指定できます。
NOT 条件を反転させます。
ROUND 数値を四捨五入します。
ROUNDDOWN 数値を切り捨てます。
ROUNDUP 数値を切り上げます。
CONTAINS 指定したフィールドが条件(選択肢)と一致しているか、またはテーブル内に条件(検索文字列)と一致する行があるかどうかを判定します。