バージョンアップの前に確認すること
バージョンアップ作業の前に確認する項目について説明します。
動作環境やサーバーの設定
メールワイズ 5にバージョンアップする前に、次の項目を確認します。
項目 | 説明 |
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ユーザーの権限 | バージョンアップする際に、root権限を持つユーザーで、サーバーにログインする必要があります。 |
サーバーやネットワークの環境 | お使いのサーバーやネットワーク環境が、製品サイトに掲載されている動作環境と合っていることを確認します。
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サーバーの設定日時 | サーバーの設定日時が、正しいかどうかを確認します。 日時が正しく設定されていないと、正常に動作しない恐れがあります。 |
常駐アプリケーションやプロセス | サーバーで、アプリケーションのプロセスが終了していることを確認します。 セキュリティやバックアップなどの常駐アプリケーションやプロセスが動いていると、影響を受けてしまう可能性があるため、停止した状態で実施することを推奨しています。 |
データコンバートについて
旧バージョンからメールワイズ 5にバージョンアップすると、旧バージョンで使用していたデータがメールワイズ 5用にコンバートされます。コンバート対象のデータ量やサーバーのスペックによって、処理に時間がかかる場合があります。
データコンバートの時間の目安
次のような条件の場合、コンバートにかかる時間は1時間程度です。
環境 | 概要 |
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マシンスペック |
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登録データ |
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データ容量 (dataとfileとback[ID]配下のデータの総サイズ) |
約49.3GB |
ドライブの空き容量
旧バージョンからメールワイズ 5にバージョンアップすると、旧バージョンで使用していたデータがメールワイズ 5用にコンバートされます。
コンバート実行時には、旧バージョンのメールワイズのデータが次のディレクトリに自動的にバックアップされます。
- (データディレクトリ)/odbbackup[インストール日時]
データコンバートには、少なくとも、次のデータを合わせたデータサイズ分の空き容量が必要です。
- メールワイズ 3またはメールワイズ 4からバージョンアップする場合:
- (CGIディレクトリ)/mw/data の半分+100MB
- (CGIディレクトリ)mw/back[数字]/data
バージョンアップ時の注意点
- 万が一のトラブルに備え、バージョンアップ前のデータをバックアップしてください。
- バージョンアップの処理に時間がかかる場合があります。
- バージョンアップ時にはメンテナンスモードを設定するため、すべてのユーザーがメールワイズにアクセスできなくなります。作業は、業務に支障がない時間帯に行ってください。
メールワイズ 5のライセンスキーの準備
メールワイズ 3以前からメールワイズ 5にバージョンアップした場合、ライセンス状態が試用版になります。
バージョンアップが完了したあと、改めてライセンスを登録する必要があります。
リモートサービスを使用している場合
リモートサービスを経由してメールワイズに接続している場合、メールワイズ 5にバージョンアップしたあと、リモートサービスマネージャーで製品情報の更新や利用製品を更新する必要があります。
詳細は、よくあるご質問の接続先のサイボウズ製品をバージョンアップした場合、リモートサービスはそのまま利用できますか?という記事を参照してください。