お使いのメールワイズ 5を最新版にする

お使いのメールワイズ 5を最新版にバージョンアップします。
次の場合を例に説明します。

  • インストール識別子: cbmw
操作手順:
  1. バージョンアップする環境を確認します。

    詳細は、バージョンアップの前に確認することを参照してください。

  2. お使いのメールワイズ 5で次の情報を確認します。

    • インストール識別子
    • CGIディレクトリ
    • データディレクトリ
    • ドキュメントルートディレクトリ

    「実行環境の診断」画面の「DocumentRoot」欄、「Dir」欄、および「UserDir」欄で確認できます。
    「実行環境の診断」画面の見かたは、サーバー環境の確認を参照してください。

  3. メールワイズ 5にメンテナンスモードを設定します。

    一時的にすべてのユーザーがメールワイズ 5にアクセスできなくなります。
    設定方法の詳細は、メンテナンスモードの設定を参照してください。

  4. バージョンアップ前のメールワイズ 5のデータをバックアップします。

    必ず次のデータをコピーし、外部媒体などに保存します。

    • (データディレクトリ)/mw/data
    • (データディレクトリ)/mw/file
    • (データディレクトリ)/mw/back[ID]

  5. 最新のインストーラーを入手します。

    インストーラーは、製品サイトのパッケージ版ダウンロードのページからダウンロードしてください。

  6. スーパーユーザーでログインします。

    suコマンドを利用し、root権限でログインします。
    「-」は必ず付けてください。

    # su -

  7. サーバーにダウンロードした「cbmw-5.x.x-linux.bin」を任意のディレクトリに保存し、そのディレクトリに移動します。

    /tmpにインストーラーを保存する場合の例:

    # cp cbmw-5.x.x-linux.bin /tmp
    # cd /tmp

  8. インストーラー「cbmw-5.x.x-linux.bin」をshコマンドで起動します。

    # sh cbmw-5.x.x-linux.bin

  9. 日本語が表示されたら、「Y」を入力し、Enterキーを押します。

    日本語が表示されない場合は、英語表示モードでインストールします。「N」を入力してからEnterキーを押します。

    この日本語が正しく表示されている場合はYを入力してください。
    If you cannot read the above Japanese text, type 'N'.
    [Y] / [N] :

  10. EnterキーまたはSpaceキーを押して、メールワイズ 5の試用許諾契約書を最後まで確認します。

    • 試用許諾契約書に同意する場合:
      「Y」を入力してEnterキーを押します。
    • 試用許諾契約書に同意しない場合:
      「N」を入力してEnterキーを押し、バージョンアップを中止します。

  11. バージョンアップするメールワイズ 5のインストール識別子を確認し、Enterキーを押します。

    インストール識別子についての詳細は、インストール識別子とはを参照してください。

    ===============インストール識別子の設定===============
    サイボウズ製品がすでにインストールされています。
    すでにインストールされている製品のインストール識別子は次のとおりです。
    cbmw
    バージョンアップまたはアンインストールする場合は、すでにインストールされている製品と同じインストール識別子を設定してください。
    サイボウズ(R)メールワイズ 5を新規にインストールする場合、使用していないインストール識別子を設定してください。
    なにも入力せずに[Enter]キーを押すと、「cbmw」が設定されます。
    [cbmw]:

  12. 「1」を選択し、Enterキーを押します。

    ===============操作の選択===============
    この製品(cbmw)に対する操作を選択してください。
    1: バージョンアップする
    2: アンインストールする
    3: インストールを中止する
    [1] / [2] / [3]:

  13. Webサーバーの実行ユーザー名を確認し、Enterキーを押します。

    通常は、Webサーバーの実行ユーザー名には「apache」を設定するため、何も入力せずEnterキーを押します。
    Webサーバーの実行ユーザー名を変更する場合は、実行ユーザ名を入力しEnterキーを押します。
    Webサーバーの実行ユーザーの詳細は、Webサーバーの実行ユーザーとは(Linuxのみ)を参照してください。

    ==========Webサーバーの実行ユーザー名の設定==========
    Webサーバーの実行ユーザー名を設定してください。
    なにも入力せずに[Enter]キーを押すと、「apache」が設定されます。
    通常は変更する必要はありません。
    [apache]:

  14. 自動受信用のタスクを登録する場合は、「Y」を入力します。

    メールの自動受信や定期チェックを利用する場合は、自動受信用のタスクをcronに登録する必要があります。

    ===============操作の選択===============
    Rootユーザーのcronに自動受信用プログラムを登録します。よろしいですか?
    [Y](はい) / [N](いいえ) :

  15. バージョンアップの設定を確認し、問題がなければ「Y」を入力してEnterキーを押します。

    ===============インストールの設定の確認===============
    インストールの設定を確認してください。
    インストール識別子:cbmw
    CGIディレクトリ:/var/www/cgi-bin
    データディレクトリ:/var/local/cybozu/mailwise/cbmw
    ドキュメントルートディレクトリ:/var/www/html
    WEBサーバーの実行ユーザー:apache
    Cronに自動受信用のプログラムを登録:yes
    アンインストールの実行ファイル: /var/local/cybozu/mailwise/cbmw/uninstall_cbmw
    この設定でインストールします。よろしいですか?
    [Y](はい) / [N](いいえ) :
    バージョンアップが始まります。

  16. メンテナンスモードを解除します。

    (データディレクトリ)/mw/data/配下にあるmaintファイルを削除して、メンテナンス時間を解除します。
    解除方法の詳細は、メンテナンスモードの解除を参照してください。

  17. メールワイズ 5にログインし、動作を確認します。

    次のことを確認します。

    • 正常に動作する。
    • バージョンアップ前のデータを、正常に閲覧または表示できる。
    • ログイン画面下部のバージョン番号が、最新のバージョンになっている。