テーブルを含むレコードを登録・上書きするためのファイルを準備する
ここでは、ファイルからテーブルを含むレコードのデータを登録・上書きするためには、どのようなファイルを作るとよいかについて説明しています。
ファイル形式やファイルサイズの上限値など、ファイルの基本的な注意事項は、「レコード登録・上書き用のファイルを準備する」を参照してください。
ファイルを編集する際には、あらかじめアプリからレコードのデータをファイルに書き出し、そのファイルを元に編集することをおすすめします。
ファイルにデータを書き出す
1レコードごとのファイルの記載形式
登録済みレコードのテーブルに上書きする場合は、変更しないフィールドがあっても、ファイルには、該当テーブル内の全フィールドのデータを記載してください(ただし、再計算・再取得されるフィールドのデータは記載不要です)。
レコードの記載形式は、1つのレコードにテーブルが1つある場合と複数ある場合で異なります。
テーブルが1つある場合
テーブルが1つあるレコードの記載形式には、以下の3つのポイントがあります。
- ポイント1:ファイルの先頭列を「レコードの開始行」という項目名にします。
先頭列では、各レコードのデータの開始行にアスタリスク「*」を記載し、それ以外は空にします。「*」の行から次の「*」の前の行までのデータが、1レコードのデータです。
先頭列に、「*」以外の文字が記載されているとエラーになります。 - ポイント2:テーブル以外のフィールドに登録・上書きするデータは、「レコードの開始行」にアスタリスク「*」がある行に記載します。「*」がない行に記載しても、読み込む際に無視されます。
なお、アプリからレコードのデータを書き出したファイルの場合、「*」がない行にも、レコードの開始行のデータと同じ内容が出力されます。 - ポイント3:テーブル内のフィールドに登録・上書きするデータは、テーブルの行数にあわせて1行~複数行で記載します。
テーブルが複数ある場合
テーブルが複数あるレコードの記載形式には、以下の2つのポイントがあります。
「テーブルが1つある場合」の内容と合わせてご確認ください。
- ポイント1:先頭行には、テーブルごとに各項目名を並べて記載します。
- ポイント2:テーブルのデータは、同じ行に複数テーブルのデータが存在しないように、1行ずつ記載します。1行に複数テーブルのデータが記載されていると、読み込みの際にエラーになります。
テーブルに読み込むファイルの編集方法
テーブルの内容を更新する場合
- テーブル内の変更したい箇所のデータを修正します。
すでにあるテーブルに行を追加する場合
-
テーブルに追加したい行数分の行を追加します。
追加した行がレコードのデータの開始行でなければ、先頭列「レコードの開始行」は空にします。
-
追加した行に、テーブル内のフィールドに登録するデータを記載します。
テーブルを含むレコードを新しく登録する場合
-
テーブルの行数分の行を追加します。
追加した行の先頭列では、レコードのデータの開始行にアスタリスク「*」を記載し、それ以外は空にします。
-
追加した行に、レコードのデータを項目ごとに記載します。
- テーブル以外のフィールドに登録するデータは、「レコードの開始行」にアスタリスク「*」がある行に記載します。「*」がない行に記載しても、読み込む際に無視されます。
- テーブル内のフィールドに登録するデータは、テーブルの行数にあわせて1行~複数行で記載します。
参考:テーブルにファイルからデータを読み込むときのポイント
- 登録済みのレコードのテーブルにデータを上書きする場合は、そのテーブル内のすべてフィールドを読み込み対象として指定する必要があります。
そのため、変更のないフィールドがあっても、ファイルには、そのテーブル内のすべてのフィールドに読み込むデータを記載してください(ただし、再計算・再取得されるフィールドのデータは記載不要です)。 - 読み込み先のフィールドを指定する際、テーブル内のフィールドは、「テーブル名 > フィールド名」という形式で表示されます。
テーブルが複数ある場合は、テーブル名を確認して、読み込み先を指定してください。