Microsoft Power Automateとkintoneを連携する
Microsoft Power Automateを使って、kintoneとほかのWebサービスの間でデータをやり取りできます。たとえば、kintoneにレコードが登録されたときにSlackなどのチャットアプリに投稿する、逆にSlackに特定のキーワードを含む投稿があったときにkintoneにレコードを登録する、といった連携が可能です。
このページでは、OutlookやGmailとの連携を例にMicrosoft Power Automateとkintoneの連携を説明します。
設定例:kintoneにレコードが登録されたらOutlookでメールを送信する
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kintoneのアプリを作成します。
メールに送信する情報として、次のフィールドを用意します。フィールド名 フィールドタイプ 日付 日付フィールド 店舗 ドロップダウンフィールド 売上 数値フィールド -
Microsoft Power Automateにサインインして、左側のメニューから[マイフロー]をクリックします。
Microsoft Power Automate(Microsoft Power Automateのサイト)
Microsoft Power Automateでは、連携設定を「フロー」と呼びます。 -
[新規]をクリックし、[自動―一から作成]をクリックします。
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[すべてのトリガーを検索する]をクリックして、kintoneを検索します。フロー名は任意で入力します。
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[レコードがアプリに追加されたとき]をクリックして、[作成]をクリックします。
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連携先のkintoneのドメインを入力し、[サインイン]をクリックします。
- ドメインは、kintoneのURLの、下記の部分です。
例)https://(サブドメイン名).cybozu.com/k/#/portal - 一度サインインをすると、次にフローを作成するときはこの画面は表示されません。
- ドメインは、kintoneのURLの、下記の部分です。
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連携を許可するかどうか確認する画面が表示されたら、[許可]をクリックします。
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連携で利用するアプリのIDを入力します。
- アプリIDはアプリのURLで確認できます。
例)https://(サブドメイン名).cybozu.com/k/23/ - ゲストスペース内のアプリは連携できません。
- アプリIDはアプリのURLで確認できます。
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[新しいステップ]をクリックします。
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「Outlook」と検索して、[メールの送信]をクリックします。
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メールに載せる情報を設定します。
メールに載せる情報は、kintoneのアプリのデータと、固定の文字列を組み合わせて柔軟に指定できます。たとえば、次のように設定します。- 宛先:送信先のメールアドレス
- 件名:今日の売り上げ [日付フィールド]
- 本文:本日の売上金額です。
[店舗フィールド] [売上フィールド] 千円
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[保存]をクリックします。
フローの設定は以上で完了です。kintoneのアプリにレコードが登録されたら、Outlookからメールが送られるようになりました。
次に、逆のパターンとして、メールを受信したらkintoneのアプリにレコードを登録するように設定してみましょう。
設定例:Gmailでメールを受信したらkintoneにレコードを登録する
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kintoneのアプリを作成します。
ゲストスペース内のアプリとは連携できません。
受信したメールの件名と本文を登録するフィールドを用意します。フィールド名 フィールドタイプ 件名 文字列(1行)フィールド 本文 文字列(複数行)フィールド -
Microsoft Power Automateにサインインして、左側のメニューから[マイフロー]をクリックします。
Microsoft Power Automate(Microsoft Power Automateのサイト)
Microsoft Power Automateでは、連携設定を「フロー」と呼びます。
-
[新規]をクリックし、[自動―一から作成]をクリックします。
-
[すべてのトリガーを検索する]をクリックして、Gmailを検索します。フロー名は任意で入力します。
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[新しいメールが届いたとき]をクリックして、[作成]をクリックします。
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Gmailへの接続が求められたら、[サインイン]をクリックします。
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[許可]をクリックします。
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[新しいステップ]をクリックします。
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アクションの選択画面で「kintone」と入力して検索し、設定したいアクションを選択します。今回はレコード追加のアクションを選択します。
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kintoneにログインする画面が表示された場合、ドメインを入力し、[サインイン]をクリックします。
- ドメインは、kintoneのURLの、下記の部分です。
例)https://(サブドメイン名).cybozu.com/k/#/portal - 一度サインインをすると、次にフローを作成するときはこの画面は表示されません。
- ドメインは、kintoneのURLの、下記の部分です。
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連携を許可するかどうか確認する画面が表示されたら、[許可]をクリックします。
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kintoneのアプリのレコードに登録する情報を設定します。
レコードに登録する情報は、メールの項目と、固定の文字列を組み合わせて柔軟に指定できます。
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[保存]をクリックします。
フローの設定は以上で完了です。Gmailでメールを受信したら、kintoneにレコードが登録されるようになりました。
そのほかにも、さまざまな便利な連携が可能です。ぜひ試してみてください。