ユーザーがアプリでできる操作
kintoneでは、アプリごと、レコードごと、フィールドごとの3つのレベルでアクセス権を設定できます。
アクセス権に応じてユーザーが操作できる機能の詳細は、次のとおりです。
アプリの操作
基本的に、アプリ作成権限はkintoneシステム管理、そのほかの操作権限は各アプリの設定画面で管理されています。
アプリの作成
アプリを作成できるユーザーは、次のとおりです。
- [kintoneシステム管理]の[アクセス権]で[アプリの作成]が許可されているユーザー
- cybozu.com共通管理者
再利用してアプリを作成する場合は、管理権限を持つアプリだけを再利用できます。
また、アプリの作成時には、次のアプリグループを選択できます。
- [アプリの作成]が許可されているアプリグループ
- [Private]アプリグループ
ポータルへのアプリ表示
全ユーザーが、ポータルにアプリを表示できます。
ただし、ポータルに表示できるアプリは、次のどちらにも該当するアプリだけです。
- [アプリグループ]の[アプリグループのアクセス権の設定]で[アプリの管理/使用/削除]が許可されているアプリ
- [アプリのアクセス権]で[レコード閲覧]または[レコード追加]権限があるアプリ
ファイル読み込み
[アプリのアクセス権]で、次の両方の権限を付与されたユーザーがファイルを読み込みできます。
- [ファイル読み込み]権限
- [レコード追加]権限
ファイル書き出し
[アプリのアクセス権]で、次の両方の権限を付与されたユーザーがファイルを書き出しできます。
- [ファイル書き出し]権限
- [レコード閲覧]権限
一覧の絞り込み
全ユーザーが、一覧の絞り込みと、一覧の絞り込み条件をブックマークに登録できます。
ただし、絞り込み条件を保存できるのは、アプリ管理者だけです。
グラフまたは集計
全ユーザーが、グラフ機能または集計機能の利用と、集計条件をブックマークに登録できます。
ただし、集計条件を保存できるのは、アプリ管理者だけです。
アプリの削除
アプリを削除できるユーザーは、次のとおりです。
- アプリ管理者
- cybozu.com共通管理者
設定の変更
アプリの設定を変更できるユーザーは、次のとおりです。
- アプリ管理者
- cybozu.com共通管理者
カスタマイズ形式の一覧の作成または編集
カスタマイズ形式の一覧を作成または編集できるユーザーは、次のとおりです。
- アプリ管理者かつkintoneシステム管理者
- cybozu.com共通管理者
JavaScript/CSSでカスタマイズ
JavaScriptまたはCSSでカスタマイズできるユーザーは、次のとおりです。
- アプリ管理者かつkintoneシステム管理者
- cybozu.com共通管理者
APIトークンの生成または確認
APIトークンを生成または確認できるユーザーは、次のとおりです。
- アプリ管理者
- cybozu.com共通管理者
[組織間のアクセス権]の設定を有効にした場合、次のユーザーがAPIトークンを生成または確認できます。
- アプリ管理者かつkintoneシステム管理者
- cybozu.com共通管理者
アプリグループの変更
アプリグループを変更できるユーザーは、次のとおりです。
- アプリ管理者
- cybozu.com共通管理者
選択できるアプリグループは次のとおりです。
- [アプリの作成]が許可されているアプリグループ
- [Private]アプリグループ
スペース内アプリのアプリグループは[Public]固定のため、アプリグループの変更はできません。
アプリの所属するスペースの変更
アプリの所属するスペースを変更できるユーザーは、次のすべての条件を満たすユーザーです。
- 該当アプリの管理者である
- [Public]アプリグループに所属するアプリを作成する権限がある
- スペース内アプリの所属スペースを変更する場合、現在アプリが所属しているスペースの管理者である
詳細は、次のページを参照してください。
アプリの所属するスペースを変更する
レコードの操作
レコードの閲覧
レコードを閲覧できるユーザーは、次のとおりです。
- [アプリのアクセス権]で[レコード閲覧]権限があるユーザー
- [レコードのアクセス権]が設定されている場合、[閲覧]権限があるユーザー
レコードの追加
レコードを追加できるユーザーは、次のとおりです。
- [アプリのアクセス権]で[レコード追加]権限があるユーザー
レコードの編集
レコードを編集できるユーザーは、次のとおりです。
- [アプリのアクセス権]で[レコード編集]権限があるユーザー
- [レコードのアクセス権]が設定されている場合、[編集]権限があるユーザー
レコードの削除
レコードを削除できるユーザーは、次のとおりです。
- [アプリのアクセス権]で[レコード削除]権限があるユーザー
- [レコードのアクセス権]が設定されている場合、[削除]権限があるユーザー
レコードの一括削除
アプリ管理者、かつ[アプリのアクセス権]で[レコード削除]権限があるユーザーが、レコードを一括削除できます。
ただし、初期設定では、レコードの一括削除はできません。
[高度な設定]で、レコード一括削除を有効にする必要があります。
コメントの書き込みまたは表示
レコードを閲覧できるユーザー
変更履歴の表示
レコードを閲覧できるユーザー
変更履歴から過去の状態に戻す
レコードを編集できるユーザー
フィールドの操作
フィールドの閲覧
フィールドを閲覧できるユーザーは、次のとおりです。
- レコードを閲覧できるユーザー
- [フィールドのアクセス権]が設定されている場合、[閲覧]権限があるユーザー
フィールドの編集
フィールドを編集できるユーザーは、次のとおりです。
- レコードを追加または編集できるユーザー
- [フィールドのアクセス権]が設定されている場合、[編集]権限があるユーザー