[&演算子]文字や数値の結合

記事番号:040511

「&」演算子を利用すると、複数のフィールドを結合できます。
文字や数値の結合には半角の「&」を使用し、「+」を利用することはできません。

「&」演算子で結合できるフィールド

「&」演算子を利用してフィールドを結合する場合、次のフィールドタイプを結合対象として設定できます。

  • 文字列(1行)
  • 数値
  • 計算
  • ラジオボタン
  • ドロップダウン
  • 日付1
  • 時刻1
  • 日時1
  • ルックアップ2
  • レコード作成者
  • レコード更新者
  • レコード作成日時1
  • レコード更新日時1

1:DATE_FORMAT関数を使用して計算式を指定します。
2:「コピー元のフィールド」がリンクフィールド、またはルックアップフィールド(「コピー元のフィールド」がリンクフィールド)の場合、計算式で参照できません。

参考:[DATE_FORMAT関数]日付や時刻の表示形式を指定して表示する

設定手順

社員名簿アプリを例に、別々のフィールドに入力されている「姓」と「名」を1つのフィールドに結合する方法を説明します。

完成イメージ: 文字列結合の例

  1. レコード一覧画面の右上にある歯車の形をしたアプリ設定アイコンをクリックし、「フォーム」タブを選択します。
    スクリーンショット:設定アイコン

  2. 画面左側のパーツ一覧から文字列(1行)フィールドを2つ配置します。 スクリーンショット:文字列1行を配置

  3. フィールドの設定画面で、1つ目ではフィールド名とフィールドコードを両方とも「姓」、2つ目では両方とも「名」に変更します。 gif動画:フィールド名とフィールドコードの変更

  4. 結合結果を表示する文字列(1行)フィールドを配置し、フィールド名とフィールドコードを両方とも「姓名」に変更します。 スクリーンショット:フィールドコードの変更

  5. 「姓名」フィールドの設定画面を開いて「自動計算する」にチェックを入れ、「姓&" "&名」と計算式を入力します。
    文字列の結合には半角の「&」を使います。任意の文字やスペース(空白)を追加するには半角の「" "」を使います。 スクリーンショット:文字列の計算式設定

  6. フィールドの設定画面の[保存]をクリックします。

  7. 画面左上の[フォームを保存]をクリックして、画面右上の[アプリを更新]をクリックします。 スクリーンショット:アプリを更新

  8. 確認ダイアログで[アプリを更新]をクリックします。

文字列の結合ができるようになりました。 スクリーンショット:文字列結合の計算式表示

「姓」と「名」を入力して、自動で「姓名」が表示されるか確認しましょう。 スクリーンショット:文字列結合の確認

TIPS:未入力の項目がある場合

未入力のフィールドは、空文字列として結合されます。
たとえば住所フィールドに「都道府県&市区町村&丁目以下&建物名&" "&階」の計算式を設定している場合、「建物名」が空白でも、その他の文字列が結合されます。 スクリーンショット:未入力の項目がある画面