計算式の基本的な使いかた

記事番号:040509

アプリに計算式を設定すると、複数の項目の合計値を出すことや、他のフィールドの入力値・選択状態に応じた計算をすることができます。

計算式の基本

  • 計算フィールドまたは文字列(1行)フィールドの設定画面で計算式を入力する
    計算式を利用できるのは、計算フィールドまたは文字列(1行)フィールドです。
    計算結果を数値として扱う場合は計算フィールドを、文字列として扱う場合は文字列(1行)フィールドを使います。

  • 計算式でフィールドを参照するときは、フィールドコードを使用する
    フィールドコードとは、フィールドを識別するための文字列です。計算するときに使用します。
    詳細は以下のページを参照してください。
    フィールドコードとは
    計算式で参照できるフィールド/参照できないフィールド

  • 関数や演算子を利用する
    kintoneの計算式では、半角の「+」「-」「*」「/」などの演算子や、関数を利用することができます。
    利用できる演算子や関数は「演算子と関数の一覧」を参照してください。
    なお、演算子や関数はひとつの計算式の中で組み合わせて使うことができます。

計算式の設定方法

ここでは例として、かけ算の計算式を設定する詳細な手順を説明します。
計算には、数値を入力する数値フィールドと、計算結果を表示する計算フィールドを利用します。

完成イメージ: 計算式完成の図

  1. レコード一覧画面の右上にある歯車の形をしたアプリ設定アイコンをクリックし、「フォーム」タブを選択します。
    スクリーンショット:アプリ設定アイコン

  2. 画面左側のパーツ一覧から数値フィールドを2つ配置します。 スクリーンショット:フォーム画面

  3. 数値フィールドの設定画面を開いて、フィールド名とフィールドコードを設定します。
    1つ目の数値フィールドでは、フィールド名とフィールドコードを両方とも「単価」、2つ目の数値フィールドでは両方とも「数量」に変更して、[保存]をクリックします。
    動画:フィールド名とフィールドコードの変更

  4. 計算フィールドを配置します。
    スクリーンショット:フォーム画面

  5. 計算フィールドの設定画面を開いて、フィールド名を「小計」と入力します。 スクリーンショット:フィールドの設定アイコン スクリーンショット:フィールド名変更

  6. 計算式を設定します。計算式には、計算するフィールドのフィールドコードを利用します。
    ここでは単価と数量をかけ合わせるので、「単価*数量」と入力します。
    スクリーンショット:計算式の設定

  7. 計算フィールドの[保存]をクリックします。

  8. 画面左上の[フォームを保存]をクリックします。

  9. アプリを新規作成している場合は、画面右上の[アプリを公開]をクリックして、確認ダイアログで[OK]をクリックします。
    アプリを設定変更している場合は、画面右上の[アプリを更新]をクリックして、確認ダイアログで[アプリを更新]をクリックします。

計算式の設定は完了です。
レコード追加/編集画面で単価と数量を入力すると、小計に計算結果が表示されることが確認できます。 数値を入力すると自動的に小計が表示

エラーが表示されたときは

計算式の設定時やレコード入力時にエラーが表示された場合、対処方法は次のページを参照してください。

kintoneで利用できる計算

kintoneのアプリでは、次のような計算ができます。