[IF関数]条件によって表示する値を変える

計算式にIF関数を設定できます。IF関数とは、設定した条件式にしたがって、表示する値を変化させる関数です。

IF(条件式,真の場合,偽の場合)

[条件式]が真であれば[真の場合]の値を返し、偽であれば[偽の場合]の値を返します。

条件式では以下の演算子が利用できます。
=, !=, <>, <, >, <=, >=

  • 数値型を比較する場合は、すべての演算子が利用できます。
  • 文字列型を比較する場合は、=, !=, <>のみが利用できます。
    文字列型となるフィールドは、文字列(1行)、ドロップダウン、ラジオボタン、ルックアップ(コピー元が文字列の場合)です。

詳細は演算子と関数の一覧のページで説明しています。

計算式の例

計算フィールドや文字列(1行)フィールドに利用できる計算式の例をご紹介します。
条件式に指定している文字は、フィールドコードです。
また、長い計算式は折り返し表示したり、改行して見やすく表示したりできます。

計算式(仕切り価格の計算):IF(合計金額>=1000, 合計金額*0.85, 合計金額)

合計金額が千円以上であれば15%引きの価格を表示、千円未満であればそのままの合計金額を表示します。
計算式(宿泊費の計算):IF(朝食="あり", 9000, 7000)

朝食ありなら宿泊費9,000円、朝食なしなら宿泊費7,000円を表示します。
「朝食」はドロップダウンフィールドまたはラジオボタンフィールドで、「あり」が選択されているかどうかを判定しています。ドロップダウンまたはラジオボタンを条件に指定する際は、項目名を""(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。
計算式(予算比の計算):IF(予算>0, (実績/予算)*100, "")

予算が「0」であれば「予算比」を空白にします。予算が「0」ではない場合は「予算比」を計算します。分母が「0」になる場合があるため、IF関数を使用して場合分けを行います。
計算式(採点の計算式):IF(点数>=80, "合格", "不合格")

試験の点数が80点以上であれば合格、そうでなければ不合格と表示されます。結果が文字列のため、文字列(1行)フィールドに計算式を設定します。
計算式(採点の計算式):IF(点数=100,"満点",IF(点数>=80,"合格","不合格"))

IF関数はネスト(入れ子)が可能です。試験の点数が100点であれば満点、80点以上であれば合格、そうでなければ不合格と表示されます。結果が文字列のため、文字列(1行)フィールドに計算式を設定します。

TIPS:未入力のフィールド

計算対象に未入力の項目があっても、「0」や「""」とみなされて計算されます。

  • 「数値フィールド=0」と指定すると、数値フィールドに「0」が入力されているときだけではなく、数値フィールドが未入力のときも真になります。

  • 「数値フィールド=""」と指定すると、「未入力かどうか」という判定になります。「0」が入力されているときは偽、未入力のときは真、となります。

  • 「0」を表示する代わりに「何も表示しない(空欄)」とする方法
    計算結果を「""」としてください。

    • 例:IF(個数=0, "", 単価*個数)
      個数が0のときは、0と表示せずに空欄になります。個数が0ではないときは、掛け算した金額を表示します。

設定手順

注文管理アプリを例に、合計金額によって仕切り価格を変更する計算式の設定方法を説明します。

完成イメージ:

  1. 注文管理アプリのフォームの設定画面で、合計金額を表示するフィールド(計算フィールド)を配置します。
    フィールド名とフィールドコードは「合計金額」にします。
    合計金額フィールドの設定方法について、詳しくは[SUM関数]合計値の計算のページを参照してください。

  2. 画面左側のパーツ一覧から計算フィールドを配置します。

  3. フィールドの設定画面を開いて、フィールド名を「仕切り価格」に変更します。
    フィールドの設定画面は開いたままにします。

  4. 「合計金額が10万円以上であれば15%引きの価格を表示、10万円未満であれば合計金額を表示」とする計算式を入力します。

    • 計算式:IF(合計金額>=100000, 合計金額*0.85, 合計金額)
      合わせて、数値(例:1,000)を選択します
  5. 計算の設定画面の[保存]をクリックします。

  6. 画面左上の[フォームを保存]をクリックして、画面右上の[アプリを更新]をクリックします。

合計金額が10万円以上のとき、仕切り価格が15%引きで表示されるようになりました。

ドロップダウン/ラジオボタンを利用した設定例

計算式の中でドロップダウンフィールドおよびラジオボタンフィールドを参照できます。IF関数の条件式として利用することができます。
宿泊費を「朝食ありなら9,000円、朝食なしなら7,000円」といったように、選択肢の条件によって表示する値を変えることができます。

  • ラジオボタンの選択肢例:「朝食あり」と「朝食なし」

  • 計算式の例:IF(朝食="あり", 9000, 7000)