計算式で表示されるエラー
計算式のエラーには、計算式の設定時に表示されるエラーと、レコードの入力時に表示されるエラーがあります。
計算式の設定時に表示されるエラー
アプリの設定画面で計算式を入力・保存した時に表示されるエラーを説明します。
エラー | 原因と対処 |
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全角記号「XX」が入力されています。半角記号「XX」を入力するか、または入力した内容に誤りがないか確認してください。 | 計算式の設定画面で、半角にすべき記号を誤って全角で入力した際に表示されます。 たとえば、以下の計算式では全角の「”」が入力されているため、このエラーが表示されます。 例:IF=(オプション=” 一方、以下の場合はエラーは表示されません。
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計算式に含まれるフィールドコード(フィールドコード名)が存在しません。 | 以下のいずれかが原因で表示されます。
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計算式で利用できないフィールドタイプのフィールド(フィールドコード名)が指定されています。以下の項目は計算式で利用できません:レコード番号、ラベル、リッチエディター、文字列(複数行)、添付ファイル、リンク、ユーザー選択、組織選択、グループ選択、関連レコード一覧、作業者、ステータス、カテゴリー。 | 計算式で参照できないフィールドのフィールドコードを指定している場合に表示されます。計算式で参照できるフィールドを確認してください。 参考:計算式で参照できるフィールド/参照できないフィールド |
フィールドの参照が循環しています。 | 計算フィールドの計算式として計算フィールドを指定した場合などに表示されます。ほかにも、計算フィールドAから計算フィールドBへの参照と、計算フィールドBから計算フィールドAへの場合などに表示されます。 |
○○関数には××個の引数が必要です。 | YEN/DATE_FORMAT/NOT/IF/CONTAINS 関数の引数の個数が不足している場合に表示されます。 |
○○関数には××個以上の引数が必要です。 | AND/OR/SUM 関数の引数の個数が不足している場合に表示されます。 |
ROUND(またはROUNDUP/ROUNDDOWN)関数には1個または2個の引数が必要です。 | ROUND/ROUNDUP/ROUNDDOWN 関数の引数の個数が不足している場合に表示されます。 |
○○関数は使用できません。 | kintoneで利用できない関数を記述した場合に表示されます。 |
○○関数に指定できる引数は、××個までです。 | 計算フィールドおよび文字列1行フィールドの計算式で、指定できる引数の数を超えた場合に表示されます。 |
計算式の文法が正しくありません。 |
計算式を解釈できない場合に表示されます。具体的には、次のようなケースがあります。
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配列型の値に対して適切な関数が利用されていません。配列型の値やその利用方法についてはヘルプを確認してください。 | 計算式でチェックボックスフィールド/複数選択フィールドを参照している場合や、テーブル外からテーブル内のフィールドを参照している場合に表示されます。 どちらの場合も、計算式で参照しているフィールドは「配列型のフィールド」です。 チェックボックスフィールド/複数選択フィールドを計算式から参照する場合や、テーブル外の計算式からテーブル内の文字列型のフィールド(文字列(1行)、ラジオボタン、ドロップダウン、コピー元が文字列のルックアップ)を参照する場合は、CONTAINS関数を利用する必要があります。 なお、テーブル内のチェックボックスフィールド/複数選択フィールドを、テーブル外の計算式から参照することはできません。 テーブル外からテーブル内の数値型のフィールド(計算フィールド、数値フィールド、コピー元が数値のルックアップ)を参照するには、SUM関数を利用する必要があります。 SUM関数やCONTAINS関数の使いかたについては、次のページで説明しています。 [CONTAINS関数]チェックボックス、複数選択の計算 [SUM、CONTAINS関数]テーブルの計算 |
レコード入力時に表示されるエラー
レコード入力時、計算式を設定したフィールドに表示されるエラーを説明します。
エラー | 説明 |
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#CONVERT! | 値を変換できません。計算フィールドの計算結果が文字列になる場合に表示されます。計算フィールドの計算結果は、数字、日時、日付、時刻、時間のいずれかである必要があります。 計算結果が文字列になる場合は、文字列(1行)フィールドを利用してください。詳細は以下ページで説明しています。 計算フィールドの計算結果が文字列になる場合(#CONVERT!エラーの原因と対処) |
#PRECISION! | 計算結果が有効桁数を超えています。 有効桁数の設定については、次のページを参照してください。 数値の有効桁数と丸めかたを設定する |
#VALUE! | 計算する値の型や演算子が適切ではない場合に表示されます。 例1:数値と文字列を足す 例2:文字列結合に「+」演算子を利用する たとえば、ドロップダウンフィールドに入力した数値は文字列として扱われ、数値として計算はできません。 参考:計算式で参照する値のデータ型 |
#ERROR!(DATE_FORMAT関数以外) | 数値を0で割る、べき乗で指数が100を上回る、または-100を下回るなど、計算できない場合に表示されます。 |
#ERROR!(DATE_FORMAT関数の場合) | 次のような場合に表示されます。
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計算フィールドの計算結果が文字列になる(#CONVERT!エラーの原因と対処)
計算結果が文字列になる場合、計算フィールドに計算式を設定すると#CONVERT!エラーが表示されます。
この場合、文字列(1行)フィールドを使うことで、計算結果が表示されます。
文字列(1行)フィールドの「自動計算する」にチェックを入れて、計算式を入力します。
計算結果が「クリア」と文字列で表示されるようになりました。