メール作成プラグイン

記事番号:040905

メール作成プラグインは、kintoneのアプリに保存されているメールアドレスに対して、メールを作成するプラグインです。アプリの顧客情報から新規メールを作成したり、アプリに転記された問い合わせメールに返信したりできます。メールの作成時に、別のアプリからメールのテンプレートを呼びだすことも可能です。

kintoneのレコード詳細画面に、メールの作成を開始するボタンが表示されます。ボタンをクリックして、メールに挿入するテンプレートを選択すると、メールを作成する画面が表示されます。

スクリーンショット:テンプレートを利用して新規メールを作成するときの操作イメージ

次の手順で、kintoneのアプリにメール作成プラグインを設定します。各ステップの詳細は後述しています。

メール転記を設定する

返信メールを作成する場合は、メール共有オプションで、メール作成プラグインを利用するアプリをメールの転記先として設定します。詳細は、次のページを参照してください。
メール転記を設定する

返信メールを作成しない場合は、次のステップに進みます。

メールテンプレートアプリを用意する

メールの作成時にテンプレートを利用する場合は、テンプレートを保存するアプリを用意します。必要なフィールドがあらかじめ設定されている、「メール共有オプション機能体験パック」のメールテンプレートアプリを利用すると便利です。

メールテンプレートを追加する

メールテンプレートをメールテンプレートアプリのレコードに追加します。1つのレコードにつき、1つのテンプレートを管理できます。

顧客やログインユーザーの情報を自動的に挿入する

アプリの顧客情報をメールの本文に自動的に挿入するテンプレートを追加できます。顧客情報が保存されたフィールドのフィールドコードを半角パーセント(%)で囲み、テンプレートの本文に入力します。また、次の文字列を使って、ログインユーザーの情報をメールの本文に挿入することも可能です。

  • %LoginUser%
    ログインユーザーの表示名が挿入されます。
  • %LoginName%
    ログインユーザーの名前(姓)が挿入されます。
  • %LoginMail%
    ログインユーザーのメールアドレスが挿入されます。
  • %LoginTel%
    ログインユーザーの連絡先が挿入されます。

たとえば、kintoneアドレス帳アプリの各フィールドに対して、次のフィールドコードを設定します。

  • 組織名を指定するフィールドのフィールドコード:Company
  • 名前を指定するフィールドのフィールドコード:Customer

メールテンプレートアプリで、メールの本文を次のように設定します。

%Company%
%Customer% 様

いつもお世話になっております。
ボウズマン株式会社の%LoginName%と申します。

kintoneアドレス帳アプリのレコードから新規メールを作成する際、このテンプレートを挿入すると、メールの本文の「%Company%」と「%Customer%」が各フィールドの値に置き換わり、「%LoginName%」がログインユーザーの名前(姓)に置き換わります。

キントーン商事
中島 彩花 様

いつもお世話になっております。
ボウズマン株式会社の加藤と申します。

挿入できるフィールドタイプ

メールの本文に値を挿入できるフィールドのフィールドタイプは次のとおりです。テーブル内のフィールドの値は挿入できません。

  • レコード番号
  • 文字列(1行)
  • 文字列(複数行)
  • 数値
  • ラジオボタン
  • リンク
  • ドロップダウン
  • ルックアップ(ルックアップ先が上記のフィールドタイプ)

プラグインをインストールする

kintoneシステム管理者がメール作成プラグインをkintoneにインストールします。詳細は、次のページを参照してください。
プラグインストアからプラグインを追加する

アプリにプラグインを追加する

アプリ管理者がメール作成プラグインをアプリに追加します。詳細は、次のページを参照してください。
アプリにプラグインを追加する

プラグインの設定を変更する

メール作成プラグインの設定を変更します。

手順

  1. kintoneのアプリの画面右上にある歯車の形をした[アプリを設定]アイコンをクリックします。
    スクリーンショット:[アプリを設定]アイコンを枠線で強調している

  2. 「アプリの設定」画面で[設定]タブを選択し、「カスタマイズ/サービス連携」の[プラグイン]をクリックします。

  3. 「メール作成」の右側にある歯車の形をした[プラグインの設定]アイコンをクリックします。
    スクリーンショット:プラグインの設定アイコンを枠線で強調している

  4. 利用する機能にチェックを入れ、必要な項目を設定します。
    設定項目の詳細は、次の項目を参照してください。
    新規メールの作成の設定項目
    返信メールの作成の設定項目
    テンプレートの利用の設定項目

  5. [保存]をクリックします。

  6. 「アプリの設定」画面に戻り、画面右上の[アプリを更新]をクリックします。

  7. 「アプリの設定」ダイアログで、[アプリを更新]をクリックします。

新規メールの作成の設定項目

新規メールを作成する場合の設定項目は次のとおりです。

  • メールアプリケーション:
    ログインユーザーが閲覧可能なメールアプリケーションが、選択肢として表示されます。
  • 「新規メールを作成」ボタンを表示するフィールド:
    スペースフィールドの要素IDが選択肢として表示されます。要素IDを設定しているスペースフィールドがない場合、[レコードの操作メニューの上部に表示]のみ表示されます。
  • 新規メールの作成に利用するフィールド:
    メールの各項目に関連付けるフィールドをドロップダウンリストから選択します。

返信メールの作成の設定項目

返信メールを作成する場合の設定項目は次のとおりです。

  • 「返信メールを作成」ボタンを表示するフィールド:
    スペースフィールドの要素IDが選択肢として表示されます。要素IDを設定しているスペースフィールドがない場合、[レコードの操作メニューの上部に表示]のみ表示されます。
  • 返信元のメールのURLが保存されるフィールド
  • 返信メールの作成に利用するフィールド:
    メールの「添付ファイル」項目に関連付けるkintoneメール転記アプリのフィールドを、ドロップダウンリストから選択します。

テンプレートの利用の設定項目

テンプレートを利用する場合の設定項目は次のとおりです。

  • テンプレートとして利用するアプリ
  • テンプレートに利用するフィールド:
    テンプレート名を指定しているフィールドや、メールの各項目に関連付けるフィールドを、ドロップダウンリストから選択します。