メールサーバーを設定する
メール共有オプションには、GmailとExchange Onlineのメールサーバーがあらかじめ設定されています。GmailとExchange Online以外のメールサービスをお使いの場合は、メールサーバーの設定が必要です。
対応メールサーバー
メール共有オプションが対応しているメールサーバーのプロトコルや認証形式については、サイボウズのクラウド基盤のサイトを参照してください。
対応メールサーバー
利用条件
メール共有オプションでは、次のすべての条件を満たすメールサーバーを利用できます。
- SMTP/POP3またはIMAP4に対応している:
sendmailやqmailなど、一般的に普及しているメールサーバーソフトの多くは、SMTP/POP3に対応しています。 - UIDLコマンドに対応している
- メールサーバーがメール共有オプションと常時接続できる環境にある:
メール共有オプションと常時接続できる環境であれば、プロバイダーやホスティングのメールサーバーでも使用できます。「楽天あんしんメルアドサービス」のマスクアドレスの送受信にも対応しています。
注意事項
- IMAP4サーバーを使用する場合、メールサーバーのIMAP機能が有効になっていることを確認してください。メール共有オプションではINBOXフォルダーのメールのみ確認できます。IMAP4サーバーのメールクライアントとしての機能はありません。
- メール共有オプションでは、「メールをサーバーに残す」設定を推奨していません。
- 「メールをサーバーから削除する」設定でIMAP4サーバーを使用する場合、IMAP4サーバーのINBOXフォルダーにあるメールは、未読や既読にかかわらず、メール共有オプションでメールを受信した際にすべて削除されます。
- 「メールをサーバーから削除する」設定にすると、受信してから指定した日数を経過したメールがサーバーから削除されます。サーバーから削除されたメールは、別のメールソフトで受信できません。
- 送信メールサーバーのセキュリティ対策として、SMTP認証を有効にすることを推奨します。追加の対策として、接続元のIPアドレスを許可リストに追加して、接続元のIPアドレスを制限することも推奨します。拒否リストを参照する方式のSMTPサーバーは推奨しません。
メールサーバーを追加する
GmailとExchange Online以外のメールサービスをお使いの場合は、プロバイダーから提供されたメールサーバーの情報をメール共有オプションに追加します。
事前準備
お使いのメールアドレスをメール共有オプションで使用できるようにするには、メールアドレスやパスワードのほかに、サーバー名やポート番号などの情報が必要です。ご契約のプロバイダーの書類やWebサイトでこれらの情報を事前に確認して、手元に準備してください。
メールの設定値が掲載されている、主なプロバイダーのサイトは、次のとおりです。いずれのページも日本語のみです。
- お名前メール(お名前.com)
- エックスサーバー(Xserver Domain)
- さくらのメールボックス(さくらインターネット)
- ムームーメール(ムームードメイン)
- ロリポップ!webメーラー(ロリポップ!レンタルサーバー):
ポート番号、通信の暗号化、およびSMTP認証の情報は、各種メールソフトの設定を参考にしてください。 - iCLUSTA+(GMOクラウド):
ポート番号、通信の暗号化、およびSMTP認証の情報は、各種メールソフトの設定を参考にしてください。 - @niftyメール
- OCNメール
- ぷらら
手順
-
メール共有オプションの画面上部にある歯車の形をしたアイコンをクリックします。
-
[メール共有 システム管理]をクリックします。
-
「基本設定」の[メールサーバー]をクリックします。
-
「その他のメールサーバー」の[追加する]をクリックします。
-
メールサーバーの名前を入力します。
-
受信メールサーバーの情報を入力します。
プロバイダーのご契約書類やWebサイトで、入力する情報を確認してください。- POP3/IMAP4:
プロバイダーから指定されているメールの受信方式を選択します。 - サーバー名:
受信メールサーバーのドメインまたはIPアドレスを入力します。 - ポート番号:
受信ポート番号を入力します。
POP3の一般的なポート番号は110です。通信を暗号化する場合は995です。
IMAP4の一般的なポート番号は143です。通信を暗号化する場合は993です。 - 通信を暗号化する:
接続を暗号化するようプロバイダーから指定されている場合に選択します。 - APOP認証をおこなう:
APOPでのユーザー認証をプロバイダーから指定されている場合はチェックを入れます。多くのプロバイダーでは、APOP認証が不要です。 - メールサイズの制限:
受信メールのサイズ(容量)の上限値を選択します。
- POP3/IMAP4:
-
送信メールサーバーの情報を入力します。
プロバイダーのご契約書類やWebサイトで、入力する情報を確認してください。- サーバー名:
送信メールサーバーのドメインまたはIPアドレスを入力します。 - ポート番号:
送信ポート番号を入力します。一般的なポート番号は587です。通信を暗号化する場合、多くのプロバイダーでは465です。 - 通信を暗号化する:
接続を暗号化するようプロバイダーから指定されている場合に選択します。 - SMTP認証をおこなう:
SMTP認証(SMTP-AUTH)を有効にするようプロバイダーから指定されている場合に選択します。多くのプロバイダーでは、SMTP認証を有効にし、認証方式には[PLAIN]と[認証にメールアカウントのユーザー名とパスワードを使用する]を選択します。 - メールサイズの制限:
送信メールのサイズ(容量)の上限値を選択します。
- サーバー名:
-
[追加する]をクリックします。
メールサーバーを変更する
メールサーバーの情報を変更します。
手順
-
メール共有オプションの画面上部にある歯車の形をしたアイコンをクリックします。
-
[メール共有 システム管理]をクリックします。
-
「基本設定」の[メールサーバー]をクリックします。
-
変更したいメールサーバーの[変更する]をクリックします。
-
必要な項目を設定し、[変更する]をクリックします。
メールサーバーの表示順を変更する
メールサーバーの表示順を変更します。GmailとExchange Onlineのメールサーバーの表示順は変更できません。
手順
-
メール共有オプションの画面上部にある歯車の形をしたアイコンをクリックします。
-
[メール共有 システム管理]をクリックします。
-
「基本設定」の[メールサーバー]をクリックします。
-
「その他のメールサーバー」の[順番変更]をクリックします。
-
メールサーバーの名前を選択し、左側にある順位変更アイコンをクリックしてメールサーバーを並べ替えます。
-
[変更する]をクリックします。
メールサーバーを削除する
メールサーバーを削除します。GmailとExchange Onlineのメールサーバーは削除できません。
手順
-
メール共有オプションの画面上部にある歯車の形をしたアイコンをクリックします。
-
[メール共有 システム管理]をクリックします。
-
「基本設定」の[メールサーバー]をクリックします。
-
「その他のメールサーバー」で、削除したいメールサーバーの[削除する]をクリックします。
-
確認画面で、[はい]をクリックします。