削除したスペースを復旧する

記事番号:04080

kintoneでは、スペースを削除してしまった場合の対応策として、スペースを削除したときの状態に復旧する機能を提供しています。
削除したスペースを復旧すると、スレッドやスペース内アプリなどが削除時点の状態に戻り、削除前と同様にスペースを利用できるようになります。非公開スペース、ゲストスペースも復旧可能です。

スペースを復旧できるのは、cybozu.com共通管理者のみです。また、削除してから14日以上経過したスペースは復旧できません。
そのほかにも制限事項があるため、復旧前に必ず「注意事項」を確認してください。

スペース復旧の流れ

全体の流れは次のとおりです。詳細は「操作手順の詳細」を参照してください。

(1) 「削除したスペース名」、「削除したと思われる日時」、「削除したと思われるユーザー」を可能な限り確認しておきます。

(2) cybozu.com共通管理画面で監査ログを確認し、(1)の情報をもとに「スペースID」を特定します。

(3) 復旧画面でスペースIDを入力し、復旧を実行します。

注意事項

元に戻る項目/元に戻らない項目

  • スペースを復旧すると元に戻る内容

    • スレッド

    • スペース内に配置されていたアプリ

    • スペースの設定内容

    • 関連リンク

    • スペースに割り当てられていたURL
      Webブラウザーのお気に入りなどからスペースに直接アクセスしていた場合も、以前と同じように使えるようになります。

  • スペースを復旧しても元に戻らない内容

    • 送信済みの通知
    • スペースを削除する前に変更/削除した内容

復旧できない条件

  • 削除してから14日以上経過したスペースは、復旧できません。たとえば、6月1日10時にスペースを削除した場合、復旧できるのは6月15日10時までです。

  • 復旧後のスペース数が、ライセンスの上限を超える場合は復旧できません。
    作成可能なスペース数の上限は、スペース管理画面またはcybozu.com共通管理画面で確認できます。スペースを削除/復旧したタイミングで、スペース管理画面またはcybozu.com共通管理画面のスペース数にも反映されます。
    スペースのライセンス使用状況を確認する

操作手順の詳細

  1. 「削除したスペース名」、「削除したと思われる日時」、「削除したと思われるユーザー」を確認します。

  2. kintoneの画面上部の歯車の形をした「設定メニューを表示する」アイコンをクリックし、[cybozu.com共通管理]をクリックします。 画像

  3. 「監査ログ」の[閲覧とダウンロード]をクリックします。

  4. 「絞り込み条件」の「アクション」に、「Space delete」と入力して[閲覧]ボタンをクリックします。
    画像 画面下部に、絞り込んだログが一覧表示されます。

  5. 絞り込んだログの件数が多すぎて探しにくい場合は、わかる範囲で以下を絞り込み条件に追加し、再度[閲覧]ボタンをクリックします。

    • 削除した日時がわかっている場合:「この日時から」「この日時まで」で日時を範囲指定する
    • 削除したと思われるユーザーがわかっている場合:「ユーザー」で削除したユーザーを選択する
    • 削除したスペース名がわかっている場合:「補足」に削除したスペース名を入力する
  6. 一覧の日時やユーザーなどから該当しそうなログの[ i ]アイコンをクリックし、「補足」欄のスペース名などを確認してログを特定します。 画像

  7. 「補足」欄でスペースIDを確認します。
    画像

  8. kintoneシステム管理画面を開きます。
    kintoneシステム管理画面を開く

  9. [アプリ/スペースの復旧]をクリックします。

  10. 「スペースID」に手順7で確認したスペースIDを入力し、[復旧]ボタンをクリックします。 画像

  11. 確認ダイアログで[このスペースを復旧]ボタンをクリックします。
    スペースが復旧され、画面上部に復旧完了のメッセージが表示されます。

Q&A

  • スペースを復旧したのに、スペース内にあったアプリが復旧されていないのはなぜですか?
    スペースを削除する前に、スペース内に配置されたアプリを削除した可能性があります。この場合は、スペースを復旧してもスペース内のアプリは復旧されません。
    スペースの復旧後であれば、スペース内のアプリを復旧することは可能です。アプリの復旧方法については、「削除したアプリを復旧する」を参照してください。