データ移行ツールを使用する前に確認する項目を説明します。
作業の流れ
次のステップで作業します。
Steps:
- Step 1
- データ移行ツールの動作環境を確認します。
- Step 2
- パッケージ版での作業移行するデータの内容などを確認します。
- Step 3
- クラウド版 サイボウズ Officeの試用を申し込みます。
- Step 4
- パッケージ版での作業ログイン、組織情報、およびメールサーバーの設定を確認します。
- Step 5
- クラウド版での作業Step 3で試用を申し込んだアカウントでクラウド環境にログインし、cybozu.com共通管理で、Administratorを有効にします。
- Step 6
- Step 3で準備したクラウド環境のサブドメインを確認します。
- Step 7
- クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、「組織の事前設定」のデータが未作成であることを確認します。
- Step 8
- クラウド版での作業cybozu.com共通管理でデータ移行を許可し、データ移行に必要なクライアント証明書をダウンロードします。
- Step 9
- クラウド版での作業メンテナンス情報を確認します。
- Step 10
- パッケージ版での作業最新のデータ移行ツールをダウンロードします。
- Step 11
- パッケージ版での作業Step8でダウンロードしたクライアント証明書を、データ移行ツールと同じディレクトリに配置します。
- Step 12
- パッケージ版での作業データ移行ツールを実行します。
- Step 13
- データ移行完了のメールを受信します。
- Step 14
- クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、データ移行の許可設定を解除します。
- Step 15
- クラウド版での作業移行したデータを確認し、必要な項目を設定します。
-
Step1データ移行ツールの動作環境を確認します。詳細は、動作環境と移行可能なデータ量を参照してください。
-
Step2パッケージ版での作業移行するデータの内容などを確認します。
-
Step3クラウド版 サイボウズ Officeの試用を申し込みます。詳細は、サイボウズ Officeの試用/購入方法を参照してください。
すでに、クラウド版 サイボウズ Officeの試用または購入が完了している場合は、Step 4に進みます。 -
Step4パッケージ版での作業ログイン、組織情報、およびメールサーバーの設定を確認します。次の設定が完了していない状態で、データ移行ツールを実行すると、エラーが表示され処理が中断します。
移行ツールを実行する前に必ず設定を確認してください。- ログイン名とパスワードを設定している
- ログイン方法を「ログイン名を入力する」に設定している
- 移行可能な組織名を設定している
- メールサーバーの設定で、POP before SMTPの設定を無効にしている
詳細は、次のページを参照してください。
ログインに関する設定を確認する
組織情報を確認する
POP before SMTPを無効にする -
Step5クラウド版での作業Step 3で試用を申し込んだアカウントでクラウド環境にログインし、cybozu.com共通管理で、Administratorを有効にします。詳細は、Administratorの有効化を参照してください。
-
Step6Step 3で準備したクラウド環境のサブドメインを確認します。詳細は、サブドメインの確認を参照してください。
-
Step7クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、「組織の事前設定」のデータが未作成であることを確認します。詳細は、「組織の事前設定」の状態を確認する方法を参照してください。
-
Step8クラウド版での作業cybozu.com共通管理でデータ移行を許可し、データ移行に必要なクライアント証明書をダウンロードします。詳細は、データ移行の許可設定とクライアント証明書のダウンロードを参照してください。
-
Step9クラウド版での作業メンテナンス情報を確認します。cybozu.comのメンテナンス中は、データを移行できません。
サイボウズからのお知らせのメンテナンス情報を参照し、データの移行中にメンテナンスが実施されないことを確認します。 -
Step10パッケージ版での作業最新のデータ移行ツールをダウンロードします。詳細は、データ移行ツールを入手する方法を参照してください。
-
Step11パッケージ版での作業Step8でダウンロードしたクライアント証明書を、データ移行ツールと同じディレクトリに配置します。
-
Step12パッケージ版での作業データ移行ツールを実行します。
-
Step13データ移行完了のメールを受信します。Step 3で登録したメールアドレスにデータ移行完了のメールが送信されます。
メールを受信できれば、データの移行は完了です。 -
Step14クラウド版での作業cybozu.com共通管理で、データ移行の許可設定を解除します。詳細は、データ移行許可の解除からパスワードポリシーの設定までのStep 2を参照してください。
-
Step15クラウド版での作業移行したデータを確認し、必要な項目を設定します。詳細は、データ移行後に必要な設定を参照してください。
動作環境と移行可能なデータ量
作業の前に、データ移行ツールの動作環境と、移行できるデータの量を確認します。
動作環境
注意
-
メールワイズ/サイボウズ Office/Garoonの各データを移行する想定がある場合 各製品によって、必要なデータ移行ツールは異なります。製品にあった正しいデータ移行ツールを使用してください。
また、次の3製品のデータは、同時進行でサイボウズのクラウドサービスに移行できません。- メールワイズ
- サイボウズ Office
- Garoon
クラウド版 サイボウズ Officeの動作環境
クラウド版 サイボウズ Officeの動作環境は、パッケージ版 サイボウズ Officeの動作環境と異なります。
詳細は、サイボウズのクラウドサービスの動作環境を参照してください。
詳細は、サイボウズのクラウドサービスの動作環境を参照してください。
データ移行ツールの動作環境
動作環境以外でデータ移行ツールを使用すると、エラーが発生する場合があります。
詳細は、製品サイトのデータ移行ツール動作環境を参照してください。
詳細は、製品サイトのデータ移行ツール動作環境を参照してください。
プロキシ経由でデータ移行ツールを実行する場合
プロキシ経由でデータ移行ツールを実行する場合は、環境変数を設定する必要があります。
詳細は、よくあるご質問のプロキシ経由で「データ移行ツール」を実行できますか?という記事を参照してください。
詳細は、よくあるご質問のプロキシ経由で「データ移行ツール」を実行できますか?という記事を参照してください。
Linux環境でデータ移行ツールを実行する場合
Linux環境をお使いの場合の注意事項は、次のとおりです。
実行結果の「Features:」に「Largefile」が表示される場合のみ、2GB以上のデータを移行できます。
最新のcURLにバージョンアップしてから、データ移行ツールを実行してください。
- glibcのバージョン
データ移行ツールの動作環境はglibc 2.5以降です。
次の場合は、データ移行ツールを実行するとエラーが発生し、データを移行できません。- glibcのバージョンが2.5未満である。
- glibcのバージョンが検知できない。
- cURLのバージョンやビルドオプション
cURLのバージョンやビルドオプションによっては、2GB以上のデータを移行できない場合があります。
次のコマンドを使用して、データを移行できるかどうかを確認します。$ curl –V
実行結果の「Features:」に「Largefile」が表示される場合のみ、2GB以上のデータを移行できます。
最新のcURLにバージョンアップしてから、データ移行ツールを実行してください。
移行可能なデータ量
データ移行ツールは、200GBまでのデータを移行することを想定して設計されています。
移行するデータ量が200GBを超える場合は、エラーメッセージが表示され、データ移行ツールが終了します。
移行するデータ量が多い場合は、よくあるご質問のクラウド版 サイボウズ Officeに移行したいデータ量が200GBを超えています。という記事を参照して対応方法を確認してください。
また、サーバーのスペックやネットワーク環境によって、処理に時間が掛かる場合があります。
移行時間の目安として、過去の実績をサイボウズからのお知らせのページで公開しています。
詳細は、クラウド版へのデータ移行時間の目安を参照してください。
移行するデータ量が200GBを超える場合は、エラーメッセージが表示され、データ移行ツールが終了します。
移行するデータ量が多い場合は、よくあるご質問のクラウド版 サイボウズ Officeに移行したいデータ量が200GBを超えています。という記事を参照して対応方法を確認してください。
また、サーバーのスペックやネットワーク環境によって、処理に時間が掛かる場合があります。
移行時間の目安として、過去の実績をサイボウズからのお知らせのページで公開しています。
詳細は、クラウド版へのデータ移行時間の目安を参照してください。
移行可能なユーザー数
データ移行ツールを使って、クラウド版 サイボウズ Officeに移行できるユーザー数の上限は350人です。ユーザー数が350人より多い場合は、よくあるご質問のテクニカルサポートへのお問い合わせ方法を教えてください。という記事を確認し、サイボウズまでお問い合わせください。
移行元製品の運用環境
移行元製品の運用環境によっては、データ移行ツールが使用できない場合があります。
お使いの運用環境に応じて、確認する項目を説明します。
お使いの運用環境に応じて、確認する項目を説明します。
お客様所有のサーバーの場合
次のユーザーでサーバーにログインできる場合は、データ移行ツールを使ってデータを移行できます。
- Windows環境:
インストール先のサーバーのAdministrator権限を持つユーザー - Linux環境:
root権限を持つユーザー
レンタルサーバーの場合
次のユーザーでサーバーにログインできる場合は、データ移行ツールを使ってデータを移行できます。
データ移行の操作をすると、レンタルサーバーに負荷が掛かる恐れがあります。データを移行する前に、レンタルサーバー業者にデータ移行ツールの使用が可能かどうかを確認してください。
レンタルサーバーからのデータ移行が難しい場合は、次の方法でのデータ移行をご検討ください。
- Windows環境:
インストール先のサーバーのAdministrator権限を持つユーザー - Linux環境:
root権限を持つユーザー
データ移行の操作をすると、レンタルサーバーに負荷が掛かる恐れがあります。データを移行する前に、レンタルサーバー業者にデータ移行ツールの使用が可能かどうかを確認してください。
レンタルサーバーからのデータ移行が難しい場合は、次の方法でのデータ移行をご検討ください。
- 移行するデータを確認します。詳細は、クラウド版に移行できるデータを参照してください。
- レンタルサーバーから、手順1で確認したデータをお客様のローカル環境にダウンロードします。
- お客様のローカル環境に、レンタルサーバーで運用している環境と同じバージョンのサイボウズ Officeを構築します。サイボウズ Officeを構築する手順は、各バージョンのマニュアルを参照してください。
サイボウズ Office 6:インストールマニュアル
サイボウズ Office 7:インストールマニュアル
サイボウズ Office 8:インストールマニュアル
サイボウズ Office 9:インストールマニュアル
サイボウズ Office 10:インストール - 手順3の環境に、手順2のデータをリストアします。データをリストアする手順は、各バージョンのマニュアルを参照してください。
サイボウズ Office 6:リストアする
サイボウズ Office 7:データをリストアする
サイボウズ Office 8:データをリストアする
サイボウズ Office 9:データをリストアする
サイボウズ Office 10:リストア - 手順4の環境でデータ移行ツールを起動し、データを移行します。
クラウド版に移行できるデータ
クラウド版に移行できるデータは、移行元のパッケージ版サイボウズ Officeのバージョンによって異なります。
移行できるデータのディレクトリに含まれていても、移行できないデータに記載されているデータやファイルは、パッケージ版だけで利用するデータであるため、クラウド版に移行されません。
移行できるデータのディレクトリに含まれていても、移行できないデータに記載されているデータやファイルは、パッケージ版だけで利用するデータであるため、クラウド版に移行されません。
サイボウズ Office 10
移行元のバージョンがサイボウズ Office 10の場合の移行できるデータと移行できないデータは、次のとおりです。
移行できるデータ | 移行できないデータ |
---|---|
|
|
1 :サーバーの設定ファイルです。
サイボウズ Office 10の詳細なファイル構成については、ファイル構成を参照してください。
サイボウズ Office 9
移行元のバージョンがサイボウズ Office 9の場合の移行できるデータと移行できないデータは、次のとおりです。
移行できるデータ | 移行できないデータ |
---|---|
|
|
1 :サーバーの設定ファイルです。
サイボウズ Office 9の詳細なファイル構成については、ファイル構成を参照してください。
サイボウズ Office 8/サイボウズ Office 7/サイボウズ Office 6
移行元のバージョンがサイボウズ Office 8、サイボウズ Office 7、およびサイボウズ Office 6の場合の移行できるデータと移行できないデータは、次のとおりです。
移行できるデータ | 移行できないデータ |
---|---|
|
|
1 :サーバーの設定ファイルです。
詳細なファイル構成については、各バージョンマニュアルを参照してください。
サイボウズ Office 8:ファイル構成
サイボウズ Office 7:ファイル構成
サイボウズ Office 6:ファイル構成
サイボウズ Office 8:ファイル構成
サイボウズ Office 7:ファイル構成
サイボウズ Office 6:ファイル構成
補足
-
移行前のサイボウズ Officeの「個人フォルダ」で作成したフォルダを並び替えた場合、クラウド版にデータ移行すると「メール」でフォルダの並び順が引き継がれない場合があります。
クラウド版の「メール」では、作成順でフォルダが表示されます。
また、デザインの種類によって、バージョンアップ前にユーザーが適用していたデザインが引き継がれない場合があります。
この場合、初期値の「青(標準)」デザインが自動的に適用されます。
必要に応じて、フォルダの並び順を変更すること、適用するデザインを選択し直すことをユーザーに連絡してください。
移行によって更新されるデータ
データを移行すると、クラウド版のデータが更新されたり、削除されたりします。
ここでは、パッケージ版のユーザー情報やパスワード、組織情報などのデータが、移行時にどのように扱われるかを説明します。
ここでは、パッケージ版のユーザー情報やパスワード、組織情報などのデータが、移行時にどのように扱われるかを説明します。
クラウド版のデータ
データを移行すると、移行先のクラウド版のデータは、移行元のパッケージ版のデータで上書きされます。
このため、データを移行する前にクラウド版に登録しているデータは削除されます。
すでにクラウド版の運用を開始している場合は、データを移行する前に、必要なデータをCSVファイルに書き出すことを推奨します。
このため、データを移行する前にクラウド版に登録しているデータは削除されます。
すでにクラウド版の運用を開始している場合は、データを移行する前に、必要なデータをCSVファイルに書き出すことを推奨します。
ユーザー情報
データを移行すると、パッケージ版のユーザー情報は、クラウド版の「cybozu.com共通管理」に取り込まれます。
すでにクラウド版のサイボウズ Officeをお使いの場合はパッケージ版とクラウド版の両方に、ログイン名が同じユーザーが存在すると、パッケージ版のデータを使ってクラウド版のユーザー情報を更新するかどうかを選択できます。
すでにクラウド版のサイボウズ Officeをお使いの場合はパッケージ版とクラウド版の両方に、ログイン名が同じユーザーが存在すると、パッケージ版のデータを使ってクラウド版のユーザー情報を更新するかどうかを選択できます。
補足
-
パスワードについて
パッケージ版のデータを使ってクラウド版のユーザー情報を更新する場合、クラウド版のパスワードは、パッケージ版のパスワードで更新されます。クラウド版への初回ログインには、パッケージ版のパスワードを入力します。ただし、パスワード入力後に新しいパスワードの再設定が必要です。
パッケージ版のデータを使ってクラウド版のユーザー情報を更新しない場合、クラウド版のパスワードはパッケージ版のパスワードでは更新されません。移行前からクラウド版をお使いのユーザーが、移行後のクラウド版に初回ログインする際には、移行前にクラウド版で使用していた従来のパスワードを入力します。
パッケージ版のユーザー情報は、cybozu.com共通管理に次のように取り込まれます。
- クラウド版の「表示名」は、パッケージ版の「名前」で更新されます。
- クラウド版の「よみがな(姓)」は、パッケージ版の「よみ」で更新されます。
移行元のパッケージ版で、スペースで「よみ」の姓と名を分けている場合は、移行先のクラウド版で、「よみがな(姓)」と「よみがな(名)」に分けて更新されます。
移行先のクラウド版で、よみがなを姓名で分けて登録したい場合は、データ移行ツールを実行する前に、移行元のパッケージ版で、ユーザー情報の「よみ」の姓名をスペースで区切ってください。 - クラウド版の「ログイン名」は、パッケージ版の「ログイン名」で更新されます。
- クラウド版の「Emailアドレス」は、パッケージ版の「E-mail」で更新されます。
- クラウド版の「URL」は、パッケージ版の「URL」で更新されます。
- クラウド版の「連絡先」は、パッケージ版の「連絡先」で更新されます。
組織情報
データを移行すると、パッケージ版に登録されていた組織情報(旧:グループ情報)は、クラウド版の「cybozu.com共通管理」に取り込まれます。
注意
-
「グループ」から「組織」への名称変更
最新のパッケージ版(バージョン 9.3.0以降)とクラウド版では、「グループ」の名称が「組織」に変更されています。
このため、バージョン 9.3.0より前のサイボウズ Officeを、最新版にバージョンアップしたり、クラウド版にデータ移行すると、同様に「グループ」の名称が「組織」に変更されます。
名称が変更されるだけで、設定内容に変更はありません。 -
組織情報(旧:グループ情報)が、クラウド版の「cybozu.com共通管理」に取り込まれることに伴う変更点や注意事項は、組織情報の統合についてを参照してください。
cybozu.com共通管理に統合される情報
- クラウド版の「組織名」は、パッケージ版の「組織名(旧:グループ名)で更新されます。
- クラウド版の組織の説明欄は、パッケージ版の次の組織情報(旧:グループ情報)で更新されます。
- よみ
- URL
- 連絡先
- Fax
- クラウド版の組織コードは、パッケージ版の組織情報と統合する際に、パッケージ版の組織IDをもとに、システムによって自動的に設定されます。
組織コードを変更すると、データ移行ツールの実行時に、パッケージ版から移行した組織が重複して追加される恐れがあります。システムによって自動的に設定された組織コードは変更しないでください。 - クラウド版の組織の所属ユーザーの情報は、パッケージ版の組織の所属ユーザーの情報で更新されます。
cybozu.com共通管理での表示について
cybozu.com共通管理の組織は階層化できますが、データ移行に伴い追加された組織は並列で表示されます。
これは、移行元のパッケージ版 サイボウズ Officeの組織情報が階層表示に対応していないためです。
ただし、移行前にcybozu.com共通管理に組織が登録されていたかどうかで、追加された組織が表示される状態は異なります。
これは、移行元のパッケージ版 サイボウズ Officeの組織情報が階層表示に対応していないためです。
ただし、移行前にcybozu.com共通管理に組織が登録されていたかどうかで、追加された組織が表示される状態は異なります。
cybozu.com共通管理に組織を設定していない場合
この場合、移行元の組織情報は、そのまま移行先のcybozu.com共通管理に取り込まれます。
移行元の組織コードは、組織IDを利用して、データ移行ツールを実施する場合のみ、システムによって強制的に生成されます。通常、移行元のパッケージ版に組織コードは存在しません。
移行元の組織コードは、組織IDを利用して、データ移行ツールを実施する場合のみ、システムによって強制的に生成されます。通常、移行元のパッケージ版に組織コードは存在しません。

cybozu.com共通管理に組織を設定している場合
移行元の組織情報は「サイボウズ Officeの組織」として、まとめてcybozu.com共通管理に取り込まれます。
ただし、データの移行によって追加された組織とわかるように、組織名の後ろに「(OF)」が表示されます。
ただし、データの移行によって追加された組織とわかるように、組織名の後ろに「(OF)」が表示されます。

補足
-
cybozu.com共通管理の組織名に設定できる文字数は、128文字までです。
移行元の組織名が125文字以上の場合、移行後の組織名に「(OF)」が付加されると文字制限を超えるため、組織名が途中までしか表示できません。
移行後の組織名を短く編集すると、組織名がすべて表示できるようになります。
データ移行ツールを複数回実行する場合の注意
実際の作業の前に試験的にデータ移行ツールを実施する場合や、移行中のエラーにより再度データ移行を実施する場合など、データ移行ツールを複数回実行することがあります。
このような場合での組織情報の扱いについて説明します。
データの移行では、移行元と移行先で組織コードが同一であれば、同じ組織とみなします。
cybozu.com共通管理側で組織コードを変更しない限り、データ移行ツールを複数回実行しても、組織が重複して追加されることはありません。
ただし次の変更をしている場合は、次回のデータ移行でcybozu.com共通管理に反映される内容が異なるため、注意が必要です。
このような場合での組織情報の扱いについて説明します。
データの移行では、移行元と移行先で組織コードが同一であれば、同じ組織とみなします。
cybozu.com共通管理側で組織コードを変更しない限り、データ移行ツールを複数回実行しても、組織が重複して追加されることはありません。
ただし次の変更をしている場合は、次回のデータ移行でcybozu.com共通管理に反映される内容が異なるため、注意が必要です。
- 前回のデータ移行から、移行元で組織名や所属ユーザーを変更している。
- 前回のデータ移行で取り込んだ組織の組織コードを、移行先で変更している。
前回のデータ移行から、移行元で組織名や所属ユーザーを変更している場合
移行元と移行先で組織コードが同一であれば、次のようにデータが移行されます。
- 組織名:
一度移行された情報は、データ移行ツールでは更新や削除ができません。
データを移行したあとにパッケージ版の組織名を変更した場合は、手動でcybozu.com共通管理の組織名を更新する必要があります。 - 組織に所属するユーザー:
一度移行された情報は、データ移行ツールでは削除できません。
前回のデータ移行時から、追加された所属ユーザーのみ、cybozu.com共通管理に移行されます。- 移行ツール実行1回目
- 移行ツール実行2回目
- 移行ツール実行1回目
前回のデータ移行で取り込んだ組織の組織コードを、移行先で変更している場合
移行元と移行先で組織コードが異なるサイボウズ Officeの組織は、次回のデータ移行で新規の組織として移行先に追加されます。
会社情報
データを移行しても、パッケージ版の会社情報は、クラウド版には取り込まれません。
データ移行後に、次のページを参照し、クラウド版で必要な設定をしてください。
ヘッダーをカスタマイズする
ログイン画面をカスタマイズする
データ移行後に、次のページを参照し、クラウド版で必要な設定をしてください。
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ログイン画面をカスタマイズする
クライアント証明書
セキュアアクセスのクライアント証明書は継続して使用できます。データを移行しても、クライアント証明書を更新する必要はありません。
詳細は、セキュアアクセスを設定する方法を参照してください。
詳細は、セキュアアクセスを設定する方法を参照してください。
443ポートの開放
クラウド版の環境(cybozu.com)には、443ポートでアクセスします。
そのため、データを移行する前に、お客様のサーバーやファイアウォールなどのネットワーク機器で「443ポート」を開放する必要があります。
ポート開放の手順は、移行元製品でお使いのサーバーの管理者やネットワーク管理者にお問い合わせください。
そのため、データを移行する前に、お客様のサーバーやファイアウォールなどのネットワーク機器で「443ポート」を開放する必要があります。
ポート開放の手順は、移行元製品でお使いのサーバーの管理者やネットワーク管理者にお問い合わせください。