操作の前に確認すること

連携認証を設定する前に、設定に必要な条件や設定の流れを確認してください。

連携認証の種類

サイボウズ Office 10は、下記の2つのセッション認証に対応しています。

  • オープン統合認証ver.2
  • サイボウズ共通認証

オープン統合認証ver.2

バージョン 8.0.0以降のサイボウズ Officeに対応しています。
オープン統合認証ver.2を設定すると、認証結果がCookieに保存されます。認証情報は、連携認証を設定した、メールワイズなどのサイボウズ製品と共有されます。
次の項目は、サイボウズ Office 10と連携先の製品で同じ値を設定する必要があります。

  • モード(システム設定画面で選択する認証方法)
  • Cookie名
  • 認証パスワード
  • 認証パスワード(確認用)
  • 発行ドメイン

サイボウズ Office 10にログインすると、連携先のサイボウズ製品にもログインした状態になります。
また、連携した製品のうち、どれかひとつの製品でログアウトすると、ほかのすべての製品からも自動的にログアウトされます。

サイボウズ共通認証

バージョン 6.1(1.0)以降のサイボウズ Officeに対応しています。
サイボウズ共通認証を設定すると、認証結果がCookieに保存されます。認証情報は、メールワイズなどのサイボウズ製品間で共有されます。
次の項目は、サイボウズ Office 10と連携先の製品で同じ値を設定する必要があります。

  • モード(システム設定画面で選択する認証方法)
  • 認証パスワード
  • 認証パスワード(確認用)

サイボウズ Office 10にログインすると、連携先のサイボウズ製品にもログインした状態になります。
ログアウトは各製品で行う必要があります。

設定に必要な条件

連携認証を利用するためには、次の条件を満たしている必要があります。

  • サイボウズ Office 10と連携先の製品の両方が、サイボウズ共通認証またはオープン統合認証ver.2のどちらかに対応している。
    詳細は、連携認証対応製品を参照してください。

  • サイボウズ Office 10と連携先の製品の両方で、連携認証の設定が有効である。

  • サイボウズ Office 10と連携先の製品の両方のユーザー設定で、各ユーザーのログイン名が一致している。
    連携認証を利用する製品間でログイン名が同一でない場合は、連携先のユーザーを識別できなかったり、異なるユーザーで認証されるおそれがあります。
    また、ログイン名を設定していないユーザーは連携認証を利用できません。

  • 連携先の製品で、設定されているCookie発行範囲(ドメイン)に、サイボウズ Office 10をインストールしたサーバーが設置されている。

  • 次のどちらかの条件を満たしている。

    • サイボウズ Office 10をインストールしているサーバーと、連携先の製品をインストールしているサーバーが、 FQDN(完全修飾ドメイン名)で名前解決できる。

    または

    • 連携先の製品と同一のサーバーにサイボウズ Office 10をインストールしている。

設定の流れ

サイボウズ Office 10と連携先の製品の両方を設定します。

作業の流れを説明します。
完了したStepのチェックボックスを選択すると、チェックシートとして利用できます。

Steps:
連携先の製品にシステム管理者としてログインし、次の項目を設定します。
  • 連携認証の設定を有効にする。
  • 認証パスワードなど、連携認証を設定する。

詳細は、連携先製品の設定を参照してください。

サイボウズ Office 10にシステム管理者としてログインし、次の項目を設定します。
  • 連携認証の設定を有効にする。
  • 認証パスワードやCookieの発行条件など、連携先と同じ設定を行う。

詳細は、サイボウズ Office 10の設定を参照してください。

すべてのWebブラウザーを再起動して、連携認証の設定が有効かどうかを確認します。
詳細は、設定後の確認を参照してください。