Cybozu Desktop 2の特徴

Cybozu Desktopは、サイボウズ OfficeやGaroonの更新情報を、クライアントパソコンのデスクトップに通知するアプリケーションです。
ユーザーインタフェースには、日本語、英語、中国語を搭載しています。
Windows版のCybozu Desktop
Windows版のCybozu Desktopは自動更新機能を搭載しています。
新しいバージョンが利用可能な場合、ユーザー自身でアップデートするかどうかを選択できます。
Mac版のCybozu Desktop
Mac版のCybozu Desktopは、「通知センター」の機能を使用します。
インストールやアップデートは、Mac App Storeで行います。
操作には、Apple IDとパスワードが必要です。
補足
  • バージョン 2.1までのWindows版Cybozu Desktopは、ClickOnceアプリケーションで開発されています。
    ClickOnceアプリケーションは、マイクロソフトが提供する技術です。新しいバージョンのリリースに応じて、各ユーザーにCybozu Desktopの更新を知らせます。

    参考:Microsoft Developers Network:「ClickOnce の配置の概要」

    Cybozu Desktopをアップデートするには、Microsoft .NET Framework 4.5以降が必要です。

通知を取得できるサイボウズの製品やサービス

Cybozu Desktopが対応しているサイボウズの製品やサービス、および、通知を取得できるアプリケーションは次のとおりです。

対応している製品やサービス

クラウド版
  • サイボウズ Office
  • サイボウズ Garoon

パッケージ版
  • サイボウズ Office(バージョン 10.2以降)
  • サイボウズ Garoon(バージョン 4.0以降)

上記の製品やサービスで、セキュアアクセス、Basic認証、およびSAML認証を設定している場合も、Cybozu Desktopを利用できます。
ただし、次の場合はCybozu Desktopを利用できません。
  • SAML認証の設定で、ログイン時にSAML認証だけを使うように制限している
    SAML認証について、詳細は次のページを参照してください。
  • ログイン時に2要素認証を利用する設定になっている
    2要素認証について、詳細は次のページを参照してください。

    cybozu.com共通管理ヘルプ:2要素認証とは

補足
  • リモートサービス経由でサイボウズ製品にアクセスしている場合、Mac版 Cybozu Desktopを利用できません。
  • バージョン 2.1以前のCybozu Desktopでは、次の接続はできません。
    • 統合Windows認証が設定されている環境での、ガルーンへの接続

通知を取得できるアプリケーション

Cybozu Desktopは、対応する製品やサービスの次のアプリケーションの通知を取得できます。
  • スケジュール
  • メール
  • メッセージ
  • 掲示板
  • 電話メモ
  • ファイル管理
  • 報告書(サイボウズ Office)
  • マルチレポート(Garoon)
  • ワークフロー
  • カスタムアプリ(サイボウズ Office)
  • プロジェクト(サイボウズ Office)
  • スペース(Garoon)
  • グループメール(グループメール for Garoon)
  • 連携システムからの通知

通知内容は、各サービスのトップページに通知される「最新情報」と同じです。

利用ユーザーに提供する情報

Cybozu Desktopを利用するユーザーに、次の情報を提供します。
  • 利用するユーザーのログイン名とパスワード
    ログイン名は、cybozu.com共通管理の「ユーザー管理」の「組織とユーザーの設定」画面で確認できます。パスワードを設定する場合は、「ユーザー情報の編集」画面で操作します。

    cybozu.com共通管理ヘルプ:ユーザー情報の変更

  • どんな認証方法を使用しているか
    Basic認証を使用している場合は、Basic認証のユーザー名とパスワードが必要です。
    SAML認証のアカウントとパスワードは、Cybozu Desktopには登録不要です。
    セキュアアクセスを使用している場合は、専用のアクセスURLをCybozu Desktopに設定します。
    統合Windows認証を使用している場合は、Windowsにログインするためのユーザー名とパスワードが使用されます。ユーザー名とログイン名は、Cybozu Desktopには登録不要です。
  • 製品やサービスへのアクセスURL
    次の表を確認してください。
    クラウド版
    サービス サービスの認証方法 アクセスURL
    サイボウズ Office 通常の社内ネットワーク https://(サブドメイン名).cybozu.com/o/
    セキュアアクセス https://(サブドメイン名).s.cybozu.com/o/
    Basic認証 通常の社内ネットワークと同じです。
    Garoon 通常の社内ネットワーク https://(サブドメイン名).cybozu.com/g/
    セキュアアクセス https://(サブドメイン名).s.cybozu.com/g/
    Basic認証 通常の社内ネットワークと同じです。
    パッケージ版
    製品 製品のアクセス方法 アクセスURL
    サイボウズ Office 通常の社内ネットワーク Windows http://(IPアドレスまたはサーバー名)/scripts/cbag/ag.exe
    Linux http://(IPアドレスまたはサーバー名)/cgi-bin/cbag/ag.cgi
    リモートサービス1 Windows 例)https://remote2.cybozu.co.jp/scripts/cbag/ag.exe
    Linux 例)https://remote2.cybozu.co.jp/cgi-bin/cbag/ag.cgi
    Garoon 通常の社内ネットワーク Windows http://(IPアドレスまたはサーバー名)/scripts/cbgrn/grn.exe
    Linux http://(IPアドレスまたはサーバー名)/cgi-bin/cbgrn/grn.cgi
    DB分割構成 http://(IPアドレスまたはサーバー名)/grn/index.csp
    リモートサービス1 Windows 例)https://remote2.cybozu.co.jp/scripts/cbgrn/grn.exe
    Linux 例)https://remote2.cybozu.co.jp/cgi-bin/cbgrn/grn.cgi
    DB分割構成 例)https://remote2.cybozu.co.jp/grn/index.csp

    1:リモートサービス経由でアクセスする場合、設定するURLは、通常使用している製品の環境により異なります。実際に使用するURLは、システム管理者に確認してください。

監査ログの出力先

クラウド版の場合、Cybozu Desktopへのアクセスは、サイボウズ OfficeやGaroonのログとしてcybozu.com共通管理の監査ログに出力されます。

次の情報がログに記録されます。
Garoon
サービス モジュール アクション 結果
Garoon Basic system login SUCCESS または FAILED
サービス共通 Authentication login SUCCESS または FAILED
サイボウズ Office
サービス モジュール アクション 結果
サービス共通 Authentication login SUCCESS または FAILED

cybozu.com共通管理ヘルプ:監査ログの見かた

Garoon ヘルプ:監査ログ

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